1か月前の11月10日の財務省発表によると国債と借入金などの残高を合計したいわゆる「国の借金」・・・は9月末時点で1062兆5745億円だそうです。
これは6月末時点から見て約9兆円強増えていて過去最高の額になるそうです。
日本の推定人口=1億2693万人を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約837万円になります。
高齢化に伴い社会保障費が膨らむ中で、不足する税収を賄う国債の発行額が増えたことが主な要因・・・とされていますが、収入と支出のバランスが相変わらず崩れたままです。
国債発行でその場しのぎをする手法は長期間にわたって用いると「劇薬」 になります。
一般企業や一般家庭だったら、とっくに崩壊・破綻しています。
高齢化に伴う社会保障費は今後ますます膨らんでいくでしょうから、つれて国の借金もますます増加傾向にあると思いますし、何よりも本気で減らそうと思って実行する人がいない限り膨らみ続けると思います。
そして、膨らみ過ぎたものはどこかで折り返してやがてしぼんでいくか、それともどこかで耐えきれずに暴発(爆発)して終わり・・・です。
多くの人は、「今さえ良ければいい・・・」と目先のことしか見なかったり、目先のことで物事を判断しがちです。
ビジネスマンや投資家というのは、目先のことも大事にしますが、加えて将来のこと=先のことを見通したうえで判断しようとします。
黒ひげ危機一髪ゲームのようにハラハラしながらその場しのぎの生き方をするのはうまくないと思います。
国政・・・経済・・・外交・・・いずれも重要なことです。
個人でできるのは、まあ自分の家計を自分で守り、自分が生きていく基盤を自分で作ることくらいかもしれませんが、それが結局はとても大事なことだと思います。