サラリーマンで高収入の人は比率的にはそう多くいません。
そうした部類に属している人は人生の勝ち組と称されて、本人も将来の自分の生活(とくに経済面において)にはほとんど不安を感じていないと言われます。
中には、高収入だから・・・という驕りからか毎月多額のお金を使うことに慣れきっていて、高収入の割に貯金額が少ないという人もけっこういると。
今は良くても将来が良いという保証はありません。
なぜなら、サラリーマンという「雇われの身」である以上、今の収入が永遠に続くとは限らないからです。
サラリーマンは会社からの給料で生計を立てていて、自分の力で本当にお金を稼いでいるとは言い難いのが実情です。
高収入のサラリーマンが気をつけなければいけないことの一つが将来の生活水準(レベル)についてです。
ここで大事なのは、「たとえ収入が高くて仮にそれなりの貯蓄があったとしても、将来、予想もしない出来事によって急に老後の資産が底をつくことは十分考えられる」・・・ということです。
人生を悲観し、自分の未来に悲劇の結末を想像する必要は決してありませんが、あらゆる面でのリスクをある程度は想定しておくことが大事です。
「じゃあ、いったいいくらあれば安心なのか?/節約してもっと貯金しないと!」と思う人もいるかもしれませんが、そもそも論として「老後は貯金で賄う」という発想をしている段階でやはりサラリーマンレベルを脱していないと言えます。
ビジネスマンはそんな発想をしません。
そんなサラリーマンレベルの発想をしている限り/そうした発想から抜け出せないままでいる限りは、どこまでいっても経済的な将来の不安が待ち構えています。
「お金を切り崩す老後生活」から抜け出す発想が必要です。
「お金を切り崩す老後生活」だと、病気や介護など予想外の出費があったときに貯金が底をついてしまうリスクが一気に高まります。
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働くこと(=就労すること)以外に収入を生み出す仕組みを作っておくと良いと言えます。
例えば、年金に加えて月に15~20万円程度の収入があれば、退職後に何歳まで生きても資金が底をつかない安定した生活を送ることができます。
月に20万円の別収入があるなら、貯金が減る心配をしなくてもある程度のゆとりのある老後生活を遅れる可能性がグッと高まります。
老後の生活はある意味では「病との戦い」でもあります。
自分が動けなくなったとして、そこで待っているのは高額な治療費です。
介護であれ治療であれ、必ずお金が必要となります。
もしもそこで月々に年金と合わせて30万円以上の収入があるとすれば、一日あたりで1万円ですからそれなりに心の平穏を得ることができると思います。
ある時に多少大きな出費があったとしても、貯金を切り崩し続ける生活よりはかなり安心感のある生活を送れると言えます。
今、高収入の人はラッキー!なことですが、その状態が永遠に続くことはないと知り、今の高収入を得られているうちに将来のために権利収入の源を構築しておくと良いと思います。