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ある外資系金融機関の2020年の調査では、日本人で1億円以上の資産を持つ人は約376万人にも上るそうです。
日本の人口を約1億200万人と考えれば、日本人のおよそ30人に1人が該当します。
意外と多く感じられます。
1億円なんて自分には関係ないという人のほうが多いと思いますが、それくらいの財資産を築くことができたなら、将来の生活の不安を感じることはかなりなくなります。
子育てサラリーマンであれば、育児休暇を取得して家族との時間を大切に過ごせます。
新しい趣味に挑戦することもできます。
一言で言えば「選択肢が増える」・・・というわけです。
ちなみに「財資産」というのは「お金を生み出してくれる資産」という意味です。
お金を生み出してくれない資産は「財負債」です。
→ 自宅(マイホーム)はどんなに価値が高かろうと自分が住んでいるだけではお金を生み出してくれませんから「財負債」です。
自宅の評価が1億円以上あったとしても、それをもって将来の経済的不安を解消することにはつながりません。
これが自宅であっても、自分が使っていない部屋を賃貸住宅として貸し出していれば十分収益を見込めるので話は変わります。
たとえば、一棟マンション(1億円の価値)を保有している人が、自分の住んでいる部屋以外の部屋を賃貸に出していて、毎月家賃数入が100万円くらいある・・・としたなら十分意義があることになります(財資産と言えます)。
もちろん、自宅でなく最初から収益を目指して家賃収入を得ている不動産物件であればそれは「財資産」と言えます。
財資産であり、かつ、毎月(もしくは毎年)キチンとした安定収入を見込めるのであれば、将来の経済的不安の解消に一役買ってくれます。
利回りが高ければ1億円でなくてもその半分くらいでも足りることになります。
いずれにしても、ただ単に貯金をして「お金」として貯め込むのではなく、お金を「財資産」という形に変えて収益を追求していくほうが意義が高いと思います。