見知らぬ人・会社からのヘンな詐欺話に引っ掛かることはない人も、情報源が仲の良い友人や知人だったりすると、案外とその儲け話を簡単に信じ込んでお金を投じてしまう人もいるかもしれません。
その結果、何も問題が無ければそれで良いのですが、実はその友人・知人も誰かに騙されていた・・・となって、儲け話を信じた自分も芋づる式に詐欺に引っ掛かってしまった・・・という憂き目を見ると悔しい思いをすることになります。
そういう観点で言えば、リスクヘッジを考えるならたとえ友人からの情報・紹介であっても通常の常識を超えた「大きなリターンが期待できる儲け話」には簡単に乗らなほうがベターです。
この手の話には投資すべきではありません。
リターンに目が眩んでまともな判断ができなくなってしまうと、後は何を聞いても見てもその話が真実のように思えて、結局最後に大損をするまで気がつかない恐れが生じます。
その情報を自分自身では調べず、人からの話を鵜呑みにしてしまうこともよくあります。
出所が怪しいところだと自分で調べたりするのに、出所が自分の友人・知人だというだけでその過程を省略してしまうのは残念な人の取る行動パターンです。
そんな思考回路を持った状態で投資・投機をしようと考えていること自体が過ちであり、そういう傾向のある人は儲け話には手を出さないほうが良いと思います。
大事なお金・資本を出すのですから、自分の資産は自分で守る・・・といったくらいの意識を持ってその中身を真剣に調べるとか、よくわからないから手を出さないとか、百歩譲って最低単位の金額に留めておくなどの配慮が必要です。
情報自体が正しい情報なのか、それとも詐欺的な要素の濃い情報なのかを知るためにも、まずは投資に対する意識を「投資の正しい知識と行動パターンをキチンと学ぶ」という姿勢に正した方がベターです。
最大の大原則は「自己責任=自分で責任をもって投資を行ない、結果をもって誰かを糾弾しない」であり、これはとても重要なことだと思います。