生きていくうえで、言葉(日本語)を発し、読み、書くことができるという国語の能力は重要です。
足し算、引き算、掛け算、割り算の加減乗除ができる算数の能力も重要です。
政治や法制度などを知り、それらを活用する社会科の知識も重要です。
炊事・洗濯・掃除など家庭科の能力も重要です。
どれも、小学校~中学校の義務教育で教わりますし、学校教育の一環として授業時間数も決められていますが、人が生きていくうえでもう一つ重要なこと・・・すなわち「お金の教養」に関しては、残念ながら学校教育には取り込まれていません。
お金持ちとまではなれなくてもある程度の小金持ちになれるのか?・・・経済的に自立して自分の力で生きていくにはどういった思考をする必要があるのか?・・・将来の老後の生き方までも含めたお金に関するさまざまなことを学校で子どものうちから教えていくと良いと私は思うのですが、残念ながら今はまだそういう制度にはなっていません。
結局、自分で学ぶしかありません。
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世のお金持ちが「お金」に対してどんな発想や思考をして、どんな行動をとって資産構築してきたのか?・・・を教えてくれる人は、自ら求めて行動を起こさない限り基本的に出会うことは難しいと思います。
自分で見つけるしかありません。
多くの人がお金に対する悩みを持ち続けている根本的な原因は、「お金の教養不足/知識不足」にあると思います。
お金の稼ぎ方・貯め方・増やし方・使い方などに関する知識が圧倒的に不足しているのだと思います。
大人になって、せっかくコツコツと働いて貯めたお金も、知識不足のままお金の使い方を誤ってしまったら、合法的あるいは非合法的にお金を奪われて失ってしまうかもしれません。
実際、詐欺事件等でお金の教養不足の人が騙されて財産を失っているニュースはよく報道されます。
とても残念なことです。
子どもや若い世代の人たちはもっと真剣に体系づけてお金に関して学ぶ必要があると思います。
学校における「お金の教育」に早過ぎるということはないと思います。
大切な財産を誰にも奪われないためにもお金に関して正しい方法を学び、経済的に自由に生きられるように自分自身を導いていくことが大切だと思います。