奨学金という名の借金

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学生時代に借りた資金の返済が卒業後も長期間にわたって重くのしかかり、生活を圧迫してしまう・・・そんなひずみが今の奨学金制度から派生してきていると言われています。

大学生の奨学金問題です。

世界に目を向けて見たとき、経済協力開発機構(OECD)に加盟している34ヶ国のうちで、大学の授業料が無償もしくは国の制度として給付型の奨学金制度がある国はナント!33ヶ国あるそうです。

つまり1ヵ国だけそうした制度になっていない・・・というわけです。

それはどこか?

残念ながら「日本」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

OECD加盟国のほとんどが国を挙げて若年層教育を経済的側面で応援している中、日本だけは学費に関して「奨学金」という名目で応援しているように見せかけながらもその実は各家庭に自己責任を負わせていると言えます。

それもある意味では一つの正解なのですが、ここで大事なのは「奨学金制度」というのは単なる「借金」のことであって、それをよく理解していない学生・家庭が多い!・・・ということです。

よく理解していないから、安易に奨学金をもらえばいい・・・と思って手を出したところ、実は返さなければいけないと知らされ、「元金+利子」分を何年~何十年にもわたって返済し続ける・・・という負の循環に陥っているのだと思います。

実際多くの人は奨学金を借りるときに、結局いくら借りるといくら返すことになるのか?をわからないまま借りていることが多いと思います。

この歪みが若者を将来にわたって苦しめてしまうわけでしょうね。

奨学金という名称を「奨学借金」とでもすれば、まだ借金だということが分かりやすくなって無用の被害を防げると思います。

「延滞者」も増えてきて「返せ→返せない、もしくは返さない→裁判・・・」という流れも増えてきているようです。

このプロセスは通常の貸金業務と同じで、金融の論理が支配する世界です。

10代後半から20代前半で奨学金に頼った若年層が、後に裁判沙汰となって暗い生活に陥るのはかわいそうです。

奨学金の入口では「学びを助ける奨学事業の顔」をして入ってきて、出口では返済という「金融事業の本性」を出して取り立てる・・・といった構図が問題点だと思います。

そうした意味でも、お金の教養を身につけて自分の生活は自分で守る意識と行動を促せるように、ますます子どものころからの教育が大事だと思います。

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