「資産運用」と言ったとき、「資産」のほうに重きを置くと「どっしりと安定したイメージ」が浮かびます。
それは言うなれば「投資」です。
一方、「運用」のほうに重きを置くと、「資金をあちらこちらへ動かしていてせわしない印象」があります。
それは言うなれば「投機」です。
投資も投機も「資産運用」の手法ですが、そのやり方は大きく異なります。
投資は何かの対象物にお金を投じたら、その後はじっとそのままにしておいて、決して換金しようとせずにその対象物から派生して生まれてくる果実(お金)を獲得します。
投機は、何かの対象物にお金を投じたら、その後は機に乗じて売却してお金に換金し、その差額を儲けとして獲得します。
資産運用とは文字どおり「自分の資産」を「運用」することで、大きくは上記2つの手法がありますが、そのどちらを選ぶかは自分の考え方次第です。
私は「若いときは投機の比重を高めて、歳をとってきたら投資の比重を高める」という考え方・・・基本的には両方を手掛けることをおススメしています。
現在の私の年齢(55歳)では、その比重は投資に傾けるのが良いと思っていますが、実際の私の場合は投資100:投機0です(各人で比重を決めると良いと思います)。
資産運用で大事なのは「リスク < リターン」なので、リターンがゼロになる確率が高いギャンブルは資産運用とは呼べないシロモノです。
投資と投機とに優劣の関係があるのではなく、自分自身が何を基準に考えるかの違いだと思います。
自分の年齢や今後のライフプラン等に鑑みて自分が選ぶべき資産運用の道を選択し、都度変更したりして楽しみながら行なうのが良いと思います。