将来のインフレリスク/今現在のインフレ対応

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

政府が造幣や造貨を大量に行うことは、日常品の価値に対するお金の比率が上昇してしまうことにつながり、これは見方を変えて言えば「インフレ率が上昇しお金の価値が相対的に下がる」ことを意味します。

問題は、その程度加減・・・です。

多少のことであれば、そんなに気にする必要はないと思いますが、暮らしに影響を及ぼすほどの大きなもの(インフレ率など)であれば、留意し、自衛手段を講じることも必要です。

例えば年8%のインフレ率の継続は、現在の1000万円が10年後には4,631,900円、20年後には2,145,500円円、30年後には993,800円の価値しかなくなることを意味します。

つまり、なんだかんだと言って8年から10年ごとにインフレによって「現金で持っている富」は半減してしまう・・・ということです。

短期間では気にならなくても、長い目で見ればそれなりに気になる金額だと思います。

実際、今現在ではほとんどの人は何も心配していないと思いますが、ところが中には目敏(めざと)い人もいて、「若干の心配をしつつ、その心配を払拭するための行動」を起こしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・

たとえば、タンスの引き出しに後生大事に1億円を隠しているとします。

そして、インフレ率10%が10年間続いたと仮定します。

10年後、確かに自分のタンスの引き出しには同じく1億円が隠されています。

でも、この1億円で何かを買おうとしたとき・・・、たとえば今現在(その時点で振り返ったときの10年前)1億円で買えたであろう東京のマンションはもう既に買えなくなっています(理論上は)。

なぜなら、昔のままの1億円の価値ではなく、昔の39%分の価値しかその1億円にはないからです。

言い換えれば、今現在の1億円は、10年後に61%も価値が低下していて、今の価値に直すと3900万円分しかないことになります(あくまでも10%のインフレが10年続いたという仮定の話です)。

これが、インフレリスクです。

今の話はあくまでも仮定の話なので、インフレ率10%の継続は今の段階ではまだまだ非現実的です。

ただ、理論として頭に入れておくことは大事だと思います。

将来に起こりうるインフレリスクをある程度は認識して、それに対抗するための保険・担保を「購入・設置」しておくことが自助努力になります。

そんな状況が起こらない/起こるはずがない・・・というのは、ちょっとした錯覚・傲慢かもしれません。

時代は一寸先は闇・・・であり、何事も「絶対」はないからです。

少しでも可能性があると信じられるときは、それを無視せずに、頭の隅っこに入れて対処方法をあらかじめ練っておくことが大切です。

それがリスクヘッジの王道です。

今後5年〜20年にどれくらいのインフレが予想されるか?・・・も大切ですが、

それよりも「既に始まっているインフレの悪影響から自分や家族を守るために自分
は何ができるか/何を成すべきか?」と発想するくらいでちょうど良いと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目のお勧め記事!

  1. 2021-4-6

    大事なのは「月収」より「資産」のほう

    海外では「永住ビザ取得」のために必要な要件というのが、それぞれの国ごとに定められています。 &…
  2. 2018-2-27

    サスケ!お前を斬る!光あるところに影がある・・・

    昔の忍者マンガに「サスケ」というのがあります。 テレビでは冒頭で「光あるところに影がある・・・…
  3. 2018-1-19

    一人暮らし社会人が東京で幸せに暮らすために必要な家とは?

    昨年11月に不動産情報サービスのアットホーム株式会社が発表したある調査によると、「一人暮らしの社会人…
  4. 2016-10-12

    権利収入の一つ、継続課金制度を導入しているか?

    電気・ガス・水道・電話の「基本料金」と呼ばれるものは、それを使おうと使わなかろうと関係なく毎月継続的…
  5. 2018-2-4

    ピンチ(問題勃発!)のときはこう考えよう・・・

    問題が起きた時には「今、自分は試されてる」・・・と思うようにすると、人は冷静になれます。 何か…
  6. 2016-12-30

    重要なことには「長期」かつ「面倒」なものが多い

    人間にとって最重要なことは、「健康的に永く生きる」だと思います。 ところが、永く生きるには何か…
  7. 2017-4-22

    仕事を効率よく行うコツとは?

    あと1週間くらいでゴールデンウイークですね。 溜まっている仕事を片づけなければいけない・・・ゴ…
  8. 2017-12-17

    【必読】借金返済が一生終わらないのはダメなことなのか?

    一般的に「お金を借りる」と、その後は「元金+利子の返済」となります。 着実に実行していけば、か…
  9. 2024-9-13

    チューリップバブルは6週間で終焉を迎えた・・・

    2024年9月の第2週の金曜日で13日・・・というと、何となくニューヨークの金融恐慌が始まったときの…
  10. 2021-8-17

    大金を遺すこと(遺産)は必ずしも子のためにならない

    親としては自分の子どもにそれなりのお金を遺してやりたい・・・と少しは思うものです。  …

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る