子どもを授かり赤ちゃんが生まれたなら、その時点でたいていの親は「18年後にこの子は大学生になっているだろう・・・」とイメージすることができます。
大学に入学する時期は、子どもが生まれた時からわかるものです。
子どもの将来の人生がどんなものか?の細かいことはもちろんわかりませんが、6年後には小学校に通い始め、その後さらに6年後には中学生となり、おそらくその3年後には高校生となり、その3年後には大学生となっているだろう・・・といった予想は容易にできることです。
そして、我が子が幼稚園や小学校や中学校などで公立を選ぶのか私立を選ぶのかの細かい判断はまだつかないとしても、そのどちらを選ぶのかで必要となる学費に差が生じることくらいは誰でも認識できるハズです。
ここで大事なのは、その認識をした後、子どもに経済的負担を強いることがないように、親の責任として子供の教育費・学費に関してある程度の目途を立てようとすること・・・だと思います。
子どもが生まれたときからコツコツとお金を貯めていけば、将来の大学費用はある程度は簡単に準備できます。
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どんな人も長生きをすればするほど「老後人生」が長くなります。
「平均寿命80歳超え」とか「人生100年時代」と言われていることを知らない人はいないと思います。
たいていの場合、自分もそれに該当するだろう・・・とイメージすることは容易にできるはずです。
子どもが生まれたときから将来の学費の手当てを検討・見当する姿勢が大切なのと同じように、自分の老後資金に関してもある年齢に達したなら検討・見当することが大事だと思います。
人が年金生活に入る年齢はほぼ決まっています。
仮に今がそれほど経済的に余裕のある状態ではないとしても、無いなら無いなりに考えて将来のお金について何らかの手当てを講じておく必要があります。
未来を考え、実際に対策を取っていくことが大切で、実際に、早い段階から将来のお金の手当てを講じておくことこそがお金に苦労しないための第一歩です。
数・量・時間が人を唸(うな)らせます。
量が転化して質を高めてくれます。
お金を一気に手に入れるのは、よほどの幸運でも起きない限りまずもって無理な話です。
時間をかけてお金を用意する・・・とは、すなわち「時間を味方にする」という発想の要諦に当たります。
将来黙っていても予測されるようなことに関しては早い段階からそれに向けての行動を起こすことが大事だと思います。