物覚えが悪くなった・・・と感じる中高年の人は多いと思います。
また、最近は徹夜ができなくなった・・・と気づく中高年サラリーマンも多いと思います。
最近は食事の量が少なくなってきた・・・という人もいるかもしれません。
それらすべてを、人は「あー、自分も歳をとったものだなあ・・・」という言葉で一括りしがちです。
そうやって自分を慰めるわけですが、心の底ではちょっと残念な気分で何となく将来を悲観したくなることもしばしば・・・かもしれません。
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歳をとれば人は免疫力が低下し、体力も低下していきます。
その結果、使わなくなる筋肉も増えます。
そのため、たまにそうした筋肉を使うとすぐに痛みが生じます。
筋肉だけではなく、関節も痛み出します。
人は歳をとると「身体の節々が痛くなるのは歳のせいだ」・・・と半ば諦めがちです。
歳をとるというのは身体が痛くなることだ・・・とはあながち間違ってはいないのかもしれません。
ここで大事なのは「そうなると人は肉体労働ができなくなる(しにくくなる)」というネガティブ効果に気づくことです。
そして、「肉体労働ができなくなる」ということは「それによってお金を稼ぐことができなくなる」ということだと知らなければいけません。
過去の時代では、たとえそうなっても公的年金が人々の生活を守ってくれていました。
でも、今はそうではありません。
昔ならそんなときでも「公的年金」のおかげで毎月20万円くらいは見込めたかもしれませんが、今後はそうはいきません。
夫婦ともに公務員だった人はかつての共済年金のおかげもあって月40万円以上の安定収入が見込めたかもしれませんが、今はもう違います。
私たちの世代は違う時代を生きていることを早く知ることが大事です。
歳をとって身体が思うように動かなくなり、自分の意思で働くことができなくなるようなときがいずれやってきます。
そうしたときでも経済的に家計が苦しむことのないように早い段階で手立てを講じておくことが必要だと思います。
歳をとるとは身体が痛くなること・・・そして肉体労働がしづらくなること・・・と気づき、気づいたことから行動に転じていく姿勢が大切だと思います。