デキル上司は部下に仕事を振るとき、単に「〇〇をやりなさい」とは言いません。
それだけだと「何をするか」止まりです。
部下は、よほどの単純作業でない限りその仕事を正確に捉えることは難しいと思います。
だから、その仕事の目的は何か?
どういった波及効果が見込まれるのか?
その仕事はどんな業務につながるのか?
期限はいつまでなのか?
評価されるポイントはどんな点なのか?
・・・といったことを合わせて伝えてあげることが大事で、そうすればと部下は仕事をしやすくなります。
上司と共通の価値観を持てて、納得感をもって仕事に取り組むことができるからです。
ところがダメ部下の中には上司のそうした話をよく聞かずに自分の都合だけをアピールして仕事を拒絶しようとするとんでもない大バカ者がいたりします。
今自分はこんなに多くの仕事を抱えている・・・とか、今の業務がこんなに滞っている・・・とか、傍から見れば自分の無能ぶりをアピールしているようにしか聞こえないのですが、本人は自分は忙しいからムリだ・・・と言いたいわけです。
そんな部下に出世の芽があるわけがありません。
そういう人に対する伝家の宝刀は「これは業務命令だから、つべこべ言わないでやっておいて」と突き放すことです。
キミの事情はどうでもいいから、とにかくこれを優先してやるように!と明確に指示するわけです。
上司にこれを言われたことがある人はヤバイです。
自分では気がつかないうちにダメ社員の仲間入りをしているかもしれません。
こういう人はとにかく人の話を聞かない傾向があり、ひたすら自分のことをまくしたててしゃべるという特徴があります。
部下が上司に口で対抗しても勝てるハズがありません。
あーでもない、こーでもない・・・とつべこべ言い訳をするクセのある人は要注意です。
サラリーマン社会ではよほどの理不尽なこと/法に反することでない限り、まずは上司の指示に従い、仕事を受け入れ、自分の成長の糧とし、自分の評価を上げるチャンスだと捉えるほうがベターだと思います。