昨年、老後2000万円問題というのが生じてから、初心者向け各種「投資セミナー」は活況に沸いたそうです。
でも、そこから本当に一歩を踏み出した人がどれくらいいるのか?・・・と思うと、けっこう少ないのかもしれません。
また、中には悪質セミナーに引っかかって、何が何だかよくわからないままただ主催者側の言うとおり(言われるままに)お金を出資して、投資のつもりがただの「投機」だったりしている人もいるかもしれません。
投資と投機は使い分けることが大事です。
投資・・・対象物を手放さずに派生益(インカムゲイン)を得ることを目的とする
投機・・・対象物を手放すことが大前提で、その転売差益(キャピタルゲイン)を得ることを目的とする
無知な人は「オレも何かでお金を運用しなくっちゃ~」と思って、無闇に手を出し、その結果損失を被って「やっぱり投資は怖いな~」と消えていきます。
場合によっては、証券会社や銀行などに誘導されるがままで商品を買って、それが結局自分の思うような結果にならないことに気づいたときはもう担当者は転勤済みで、お金は戻ってこない・・・ということもよくある話です。
投資に踏み出す覚悟がある人は立派ですが、同時にそこから退場しないことを決意して臨む姿勢も大切です。
そうしないと、老後により困ることになりかねません。
安易な「投資(のつもり)」は、結局安易に退場して消えていく・・・のかもしれません。
投資で負けないようにする!そのためにはどんなリスクを重点的に注意すれば良いだろうか?・・・などを考えておくことが大切です。
大きく負けなければ(=失敗しなければ)、チャンスは必ずどこかでやってきます。
一度や二度の失敗があっても退場さえしなければ時間が味方をしてくれてどこかでトータル的には安定してお金が増えていきます。
そんな考え方を持つことが大事です。
とにかく「退場しないで継続すること」が重要だと思います。