不動産/需要と供給に騙されないように・・・

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

あるデータによると、2023年に東京23区で供給される大規模オフィスビルの面積は2022年の2.7倍になる・・・とか。

 

単純に数字だけ見ると「すごいな!」となりますが、こうした情報に触れるとき、表面上の数字や情報だけに惑わされることはキケンです。

 

情報を出す側としては「ウソは言わないけど見聞きした人がある方向に誘導されて勝手に誤解してくれることを期待している」ことが多いものです。

 

テレビを始めとしたマスコミの情報操作/印象操作には常に警戒をしておくほうが無難です。

→ 都心23区のオフィス需要が徐々に戻りつつあり、立地や機能面に優れた最新の大型のビルには入居希望の企業が集まってきている・・・というのは確かかもしれませんが、ここで大事なのはその需要が「新規の需要なのかそれとも他からの乗り換えによる既存の需要に過ぎないのか?!」ということです。

 

両方ひっくるめて「需要」という言葉で表しているところにひっかけ(騙し)があります。

 

表面上の数字・情報だけで「オフィス需要が回復しつつある」と鵜呑みにするようだと一般サラリーマン止まりです。

 

ビジネスマンはその言葉の裏側に隠された真実を読み取ろうとします。

 

もしかしたら、あくまでも「立地や機能面に優れた最新の大型ビルだけ」に企業が集まっているだけで、それらは今まで入居していた旧タイプのビルを転居してくるだけかもしれない・・・と別角度から読み取ろうとします。

もしそうだとしたら、最新型の大型ビルに入居企業が集まるとしても、それは最新型ではない従前のビルの入居企業を奪っているだけにすぎない・・・ということになります。

 

玉突き的に入居企業を奪っているだけとしたら、それは別に「需要が増えた」とは言えず、ただ「需要が変わった/需要が移った」だけの話です。

 

全体・総合面での大局的見方が大切です。

 

退去になった従前のビルは空室が増え、場合によっては家賃相場が下がり、利回りが低下してその後不動産価格が暴落する恐れもあります。

 

そうなったら、それまでの古いビルを持っているオーナーは悲惨な事態に陥ります。

 

日本では1990年代半ばに似たような状況になったことがあります。

 

当時は結局1989年12月に日経平均が最高値となり、1990年がバブルのピークだったと後から解釈されるに至った・・・という経緯があります。

 

株式のみならず、不動産価格・価値の大崩壊という地獄を見ました。

 

同じような道を辿っている恐れが決してないとは言い切れません。

 

バブルは「その時を生きている人」にはなかなか気づけないもので、後から当時を振り返って解釈されるものです。

 

2008年のアメリカのリーマンショックも同様で、当時はみんな当たり前と思っていたのが気がついたら当たり前ではなく、ちょっとしたタイミングでいろんなことが逆回転して経済が崩れていきました。

 

かつてのあの事態に向かっている恐れがある・・・と理解・警戒し、むやみやたらに高い投機的買い物には手を出さないほうが無難です。

 

常に心のどこかで用心しておくほうがベターだと思います。

 

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2016-12-17

    【財資産の重要性】会社を辞めたら収入はどうなりますか?

    サラリーマンは、今はちゃんと勤務先があって、会社へ行けば仕事があって、毎月決まった日に給料が入ってき…
  2. 2019-6-3

    不動産投資(賃貸事業)のしくみ

    中古マンションやアパートや一戸建てを賃貸に出すことで「家賃」を得て、それを自分の生活費として暮らして…
  3. 2016-12-26

    不動産投資・投機熱が上がっている?

    先日、街の不動産屋さんの前を通りかかったら、表のガラス窓に「あなたもサラリーマン大家さんになりません…
  4. 2018-12-2

    未来の利益は経営者自身で「決める」ことが大切です

    社長(経営者)は、会社の利益数字をいつも頭の中で考える習慣が必要です。 未来の数字がいくらにな…
  5. 2022-1-18

    長きに渡って通用するものを身につけよう!

    勉強でも仕事でも、人は短期で結果が出ることを追い求めがちです。 確かに「求…
  6. 2018-3-11

    成功は約束されなくても「成長」は約束される…

    人間は、今、自分が決して安全地帯にはいないんだ・・・という自覚を持っていると、真剣になり、集中し、必…
  7. 2017-4-18

    給料を増やせる職業と働き方とは?

    一般的な会社務めの仕事で手っ取り早く多くの給料をもらおうと思えば、就くべき職種は「営業職」です。 …
  8. 2019-10-31

    投資から目を背けてはいけない

    5月から「令和」時代が始まり、早6ヶ月(=半年)が経とうとしています。 これからの時代は、昭和…
  9. 2020-3-25

    【2020年3月株式暴落状態】株価暴落時の株の買い方

    3月の株式市場では上場している株式がほぼ全面安・暴落状態となり、ほんの1ヶ月前と比べると2割~3割ほ…
  10. 2018-10-18

    定年退職までに準備しておくべき重要なこと

    平均的な年金を受け取っても、夫婦2人が生活をしていくには「毎月15~20万円ほど不足」・・・というの…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る