「どうしてできないんだろう?/なぜ自分はダメなんだろうか?」・・・といつもうまくいかない理由を探してしまうのが人間ですが、これだけでは片手落ちです。
うまくいかなかった原因を探し出すとキリがありません。
探そうと思えば(こじつけて理由を見つけようとすれば)いくつでもその原因を見つけ出すことができます。
たとえば、
1.上司が無能だから
2.日本の景気が悪いから
3.給料が安いから
4.無駄な残業が長いから
5.自分以外の人ばかりがエコヒイキされるから
6.道が狭いから
7.雨が降ってきたから
8.子どもが言うことを聞かないから
・・・などいくらでもこじつけられます。
松下幸之助は、「郵便ポストが赤いのも自分のせい」というくらいに世の中の出来事・物事を自分事として受け入れたと言われていますが、上記の「できない理由探し」とは真逆の発想をしていたのだと言えます。
そして、その発想(=自分事として受け入れる)こそが人生を満喫する/人生でうまくいく/成功者になるために必要な要素の一つだと思います。
うまくいかなかった原因を探して「あいつのせいだ」と誰かを罵ったり恨んだり責任転嫁をして、原因を外に求めて犯人(らしき何か)を見つけても何も変わりません。
起こってしまった事はどんな理由を付けても変わりません。
後悔と恨みが生まれるだけです。
事実は事実として受け入れる・・・という謙虚な姿勢が大切です。
そのうえで、「ではこれから良くするためにはどうすればいいか?」「どうしたらうまくいくか?」を考えることが大事です。
面白いことに、人には質問に答えようとする性質があります。
だからこそ、
1.現状を知る
2.理想のゴールを決める
3.良くするために何をするか?
この3つに思いを馳せ、自分自身に質問をし続けると良いと思います。
極端に言えば、「悪いと思うことを即止めて、良いと思うことを即実行する」・・・ということですが、答えがすぐに見つかるとは限りませんので見つかるまで問いかけ続ける姿勢が大切です。
「どうして?」から「どうしたら?」へ発想の入り口を変えるだけのシンプルな発想転換ですが、これだけでも人生は大きく変化していくと思います。