初めてやることがすんなり上手くできてしまうなんてことは滅多にありません。
思うようにいかなかったり、痛い思いをするのが一般的です。
たくさんの初体験をトライしている人はそうしたことを実体験・実感覚として理解しています。
それらは本質的に「失敗」ではありません。
失敗ではないけども、自分の哲学が浅いと失敗として決着させることになります。
失敗とせず、単にうまくいくまでの通過点として見ている人の人生には、不思議と深みと厚みがあって、面白く有効なことが多く、見習うべきところがたくさんあると思います。
だから、できることならたくさんの初体験をして、たくさんのうまくいかないことを経験して、しかも「それらを失敗と見なさないスキル」を身に付けると良いと思います。
そのスキルを身に付けないと「怖いから手を出さない」というまま無為無策な人生を過ごすことになります。
ヘタすると恋愛経験もゼロになります。
それはそれで結構ヤバいと思います。
特に40歳前後までにこのスキルを磨いておかないと転勤/失業/病気・ケガ/介護/離婚等の想定外のこと(しかも未体験のこと)が起きたときに何をどうしたら良いのかわからず対処に苦労します。
一方、たくさんの「初体験」をして、たくさんの「失敗」をしている人は、こういう想定外のイベントも通常と同じレベルで受け取ることができます。
平常心を保てます(←これ、結構重要です!)。
あ!また失敗しちゃったか、まあいいや、それじゃあやり直そうか~と思えるわけで、これが平常心のままで過ごせる人の一つの特徴です。
新しいことに手を出さなければ人生に柔軟性が育たないと思いますし、柔軟性のない人(=ガチガチに固い/固定観念縛りの強い人)には人間的魅力がありません。
歳をとってガンコ者と称されないためにも、若いときから柔軟性の高い生き方をしておくと良いと思います。