サラリーマンにもいろいろありますが、現役時代に私がいろいろ見てきた限りでは、
1.勤勉で誠実な人
2.勤勉で不誠実な人
3.不勤勉で誠実な人
4.不勤勉で不誠実な人
の4タイプの人がいます。
そのうち、「4」が最も多く、「1」が次いで多く、「2」と「3」のタイプはほとんどいなかったように思います。
勤勉な人は「他者が見ていなくても努力する人」です。
誠実な人は「言っていることをちゃんとやる人」です。
誰かが見ている時だけがんばるのは「サボり人」で、信頼できない人です。
勤勉で誠実な人は最強だと思います。
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なまじ学のある馬鹿ほど恐ろしいものはない
→ これは日露戦争直前に伊藤博文が「東大七博士」に対して述べた言葉だそうで、意味は「なまじ学があると自分の頭の中でつくりあげた理想に囚われて目の前の現実を無視して突っ走る・・・」ということのようです。
学歴社会ではこうした傾向のある人は結構いると思われます。
単に学生時代の学業偏差値が他人より高かっただけなのですが、それが人間としても/社会人の仕事能力としても価値が高いと勘違いしている人たちです。
会社内では学歴だけで出世すると悲劇が起きます。
学歴なんてモノは、ほとんどの仕事において何の価値もないし、むしろ業務進行の妨げとなる場合すら多々あります。
私は共通一次試験世代で、900点以上をとったこともありますが、社会人として世の中に出てからはやはり「なまじ学のある馬鹿ほど恐ろしいものはない」と思うようになりました。
「1」の勤勉で誠実な人であることのほうがよっぽど重要なことだと思います。