世の中、ちょっとしたことで怒っている人は少なくないかもしれません。
怒っていることを自分ではあまり意識しないで怒っている人が大勢います。
自らの怒りに気づくことも大切で、どんな小さな怒りであっても、それによって失うものは計りしれないと思います。
「怒ることで得られるもの」はないですし、あるのは「失う」ことだけです。
そういう意味では、ちょっとした小さな怒りで大きなものを失っている人が多くいるのかもしれません。
人間関係を失っているかもしれません。
お金を失っているかもしれません。
運勢を失っているかもしれません。
健康を失っているかもしれません。
間違いなく 「時間」を失っています。
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「怒り」は三毒の一つです。
■参考:過去ブログ 三毒/怒り
『西遊記と三毒』
http://ameblo.jp/superameba/entry-11102957784.html『怒りの恐怖!(1)』
http://ameblo.jp/superameba/entry-11101266717.html『怒りの恐怖!(2)』
http://ameblo.jp/superameba/entry-11102937185.html
怒りの背景には大きく2つの思考があります。
1つは正誤思考です。
正しい/間違いという思考で、○か×かのどちらかで判断します。
怒るということは、自分が正しくて相手が間違いだと決めつけることで生じるわけですが、本来世の中は○×ではなく「○と△と×」で、正誤というよりも「相違」といったところです。
もう1つの分け方は期待思考です。
期待したとおりになっていない・・・だから頭にくる!・・・という勝手な考え方です。
自分の思った通りに外部環境が動かないことに怒りの感情を持つわけです。
怒ることで相手を動かしても、あまり正当な行為とは言えません。
怒らずに相手を動かすスキルのほうがずっと魅力的です。
怒った後には、自分にも嫌悪感が生じます。
なぜなら、人は自分一人で生きているわけではない、と知っているからであり、他人との良好な関係が大事なことをわかっているからです。
怒りそうになったら、グッとこらえてしばし沈黙して「ここで怒って何か得になることがあるのか?」と自分を抑えることも大切ですね。