一人では何もできない幼い子どもも、やがて大きくなるにつれ何でも「自分でやりたい!」と主張するようになります。
(実際はできなかったとしても)「自分でやりたい!」と思うこの気持ちは大事です。
「自分が主導権を握って行動するという意欲」がないと、人はなかなか成長していきません。
子どもが成長しなければ、「歳だけをとった大人の顔をした子ども」ができあがるだけで、極端にいえばそれは社会にとっても損失・害悪です。
できなかったことができるようになる=成長は子どもに必要ですし、もちろん大人になってからも必要な概念だと思います。
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自分で自分の人生をコントロールしているという感覚を持てると、人は一種の充実感を感じることができます。
人生ではそれが重要だと思います。
人生では充実感が幸せ感になることもしばしばあります。
数々のリーダー達、偉大な企業のトップの人たちや歴史上の偉人たちも、「自分の人生に起きていることで、自分がコントロールできることとコントロールできないことを見極めなさい。そして、コントロールできることに集中しなさい」・・・といったことを言っています。
最初はコントロールできなかったことも、努力して成長していく中で「できる」ようになったりします。
子どもから大人への成長過程にはそうしたことが満載です。
多くの場合、自分ではどうしようもないこと=コントロールできないことというのは、たとえば天候、災害、政治、宗教、世界情勢などだと思います。
そうしたことに神経を使い、自分でコントロールしようとしてもムダ骨に終わることが多いのでやめたほうが良いと思います。
自分でコントロールできることを他人の舵取りに委ねる・・・というもったいないことは避けるほうが人生に幅が広がると思いますし、後悔の念も起きにくくなります。
人生はどこまでいっても成長の機会があります。
成長の連続である自分の人生は自分の手で切り拓き、コントロールしていきたいものですね。