2024年度(2024年3月~?)から新一万円札が導入されますが、もうそのことを報じる機関も少なく、今ではすっかり人々の頭の中から消えてしまっているような感があります。
あまりに事前発表が早すぎたせいですが、なぜあんなにも早く発表したのか未だに疑問です。
そんな新1万円札紙幣の顔となるのは「渋沢栄一」ですが、彼とほぼ同時代の大業家に鮎川義介(あゆかわ よしすけ)という人がいます。
今日11月6日は彼の生まれた日です。
商業は愛から始めよ by 鮎川義介
彼は日産創業者であり、日立、日本テレビなど「日」のつく大企業の創設にかかわった人物であり、一代で何と160社もの企業に携わっています。
彼は「人生設計はなるべく低いところから」という信条を持っていたそうで、この信条はかなり重要だと思います。
人は「徐々に良くなる」ことは歓迎できますが、「徐々に悪くなる」ことは歓迎しない性質を持っています。
人は誰だって「今より将来の自分のほうがすばらしい」ということを密かに望んでいるものです。
そういう意味でも「人生設計はなるべく低いところから」という発想は大事ですし、むしろそうしないと人生設計はそもそもできないでしょうし、また初めから高望みをしても所詮は絵に描いた餅になりかねません。
「今はこうでも明日はもっと良くなる」「今よりも未来を重視しつつ今を楽しむ」という姿勢は大切です。
たとえ今がどんなに苦しい/辛い時期であっても、「夜明けの来ない夜はない」という言葉を信じ、明日に期待して今日を生きるという姿勢を貫いていくと、いずれ事態は好転して良い方向に向かっていくと思います。