経営者や営業マンの中にはいわゆる「質の低い人/人間力の浅い人」がいて、そういう人が興味を持っているのはお客さまの財布の中身だけ・・・だったりします。
そういう低俗な姿勢では未来がありません。
お客さまが支払ってくれるお金の多寡に興味を持つのではなく、お客さまそのもの/お客さまの人生に興味を持つような姿勢が欲しいところです。
お客さまは敏感にそうした姿勢を見抜きます。
お客さまの人生がうまくいく/悩みや問題が解決される・・・ということに意識を向けると、そのプロセスの行き着く先に「お金の支払い(受け取り)」が待っているものです。
お客さまはお金を運んでくる機械ではないのですから、勘違いしてはいけないと思います。
むしろ、一歩進んでお客さまを自分の家族、大切な親友だというくらいのつもりで接するようになると、互いに感情を分かち合うことができるようになるかもしれません。
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上司と部下の関係でも似たようなことが言えます。
上司は部下という自分の目の前にいる人に心から興味を持つ姿勢が大切です。
ビジネスで目の前のお客さまを大切にするのと同じ発想で自分の部下に接すると、部下と上司の関係が良好になります。
商売の基本であり、マネジメントの基本でもあります。
仮に商売がうまくいかないとしたら、それは経営者の責任です。
自分自身を変えないで環境や周りの誰かのせいにしてはいけません。
上司もまた、自分のマネジメントがうまく機能しないのを自分以外の誰かのせいにしてはいけないですね。
話は戻りますが、お客さまの財布の中身を慮るのではなく、お客さまの人生や悩みの解決を慮る姿勢を持つことはとても大切なことだと思います。