家計における基本的なお金の流れは「稼ぐ→貯める→増やす→使う」です。
つまり、「お金を増やす」ためにはその準備段階として「お金を貯める」ことを適切に行うことが必要です。
この段階を経ず、いきなり「稼ぐ→増やす」に移行しようとしてもムリがありますし、それには多額の稼ぎもしくは借金が必要となります。
理論上(=借金をする)はできなくもないのですが、リスクがその分高くなる!・・・ということです。
たとえば、不動産投資についても知識や貯金があまり確保できていないままに踏み切る若年層、低貯蓄層が増えてきたと聞きます。
ちょっと怖いですね。
1.お金を貯めつつ勉強も行なう
2.ある程度貯金ができたなら投資に踏み切る
この流れが大事です。
1.の段階を省略して、いきなり2.に踏み出すと、最初は良くても後からさまざまな苦労に遭遇するかもしれません。
基礎・基本ができていないままいきなり応用編を求めると、一種のしっぺ返しが待っています。
新卒社会人であれば、勤続3~5年くらいの間は少ない給与の中で節約しながら「お金を貯める」努力をすることも大切です。
お金を稼ぐ(=働く)ことに集中し、そのうえでお金を貯める(=投資資金をつくる)ことを継続的に行なうことが大事です。
お金を貯めながら社会的信用を上げる時期でもあるわけです。
物事には順序/順番というのがあるので、これを無視して流れに掉さし、列に割り込むのはあまりうまくありません。
貯金がないのに不動産投資を始めてはいけない・・・と思います。