お金については古今東西を通してさまざまな言葉があります。
時代を経て後世に継がれてきた言葉ですから、どれもそれなりに教訓を含んでいて参考になります。
たとえばこんなのがあります。
◎若い時、自分は人生で最も大切なものは金だと思っていた
今、年をとってみると、まったくその通りだとわかった
by オスカー・ワイルド(1854~1900年・英国の劇作家・詩人)
◎財布が軽ければ、心は重い
by ゲーテ(1749~1832年・ドイツの文豪)
◎本当に大切な自由はただ一つ、それは「経済的自由」だ
by サマセット・モーム(1874~1965年・英国の小説家・劇作家)
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誰でも知っているように、人はいつか必ず老いていきます。
そして、人はいつか必ず死を迎えます。
働くことができる年齢はその人によって異なりますが、それでもいつかどこかで働けなくなる日がやってきます。
自分で望むか望まないかは別として・・・です。
いずれ働けなくなる日が来たとしても、生きていくためにはそれなりのお金が必要です。
十分に貯えがある場合は良いのですが、もしそうでないとしたら、働かなくてもお金に困らないように何らかの手をあらかじめ打っておく必要があります。
そのための「年金保険制度」がありますが、これだけでは足りません(足らない人がほとんどです)。
どう電卓を叩いても、非常に高い確率でそうなると思われます。
今こうしている間にも人は歳をとり、心身は徐々に弱くなっていきます。
私もまだ年金受給年齢には達していませんが、その年齢になって年金を受け取ることになってもそれだけで今と同じ生活を維持することはできないことをとっくに気づいています。
だから、別の収入口を設け、年金だけに頼らなくても済むように事前に手を打ちました。
年金生活に期待が持てないということと、人はいずれ働けなくなる・・・ということとセットで捉えておく必要があります。
人はいずれ働けなくなる・・・ということに加えて「何もしなければ収入金額は減っていく」という現実とどう向かい合うかを人生も40歳を過ぎたら考えておくと良いと思います。