サラリーマンは「毎月」給料をもらえますし、家賃の支払いも1か月単位ですし、電気代やケータイ代も毎月なので、「1か月単位」でのお金の管理に慣れています。
ところが、世の中には2か月単位のものもあって、たとえば水道料の支払いとか年金受給がこれに当たります。
特に年金は2、4、6、8、10、12月という偶数月が受給月なので注意が必要です。
しかも、もう一つサラリーマンの給料と違うのが、この支給は後払いになっている、ということです。
たとえば、10月にもらえる年金は8月分と9月分です。つまり、過去の2ヵ月分の受給・・・ということです。
まあ、ちょっとだけありがたいのは15日が土日祝日の場合は支給が早まる(14日など)ということくらいです。
サラリーマンは単月のお金のやりくりに慣れているので、退職して年金受給を受けるようになったら、こうした2か月管理に早く慣れる必要があると思います。
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多くの人は年金を受け取るのは65歳からだと思います。今や人生100年時代とも言われる時代ですから、65歳からの年金受給開始であってもその後は約30年~40年も続きます。
その間に得られるのは「年金だけ」というのは本当に心寂しいし、時には不安になるかもしれません。
何と言っても、40年というのは本当に長い年月・時間です。
現役時代に蓄えておいたお金にも限界がありますから、予めある程度「使い方の策」を考えておくことも大切だと思います。
たとえば、65歳~80歳までの段階と、80歳を越えて寿命を迎えるまでの段階とでは、お金の使い方、使う量も違います。
前者のほうがお金を使うと思います。貯金をすべてキレイに使い切ることは難しいですが、頭の中では65歳~80歳のほうに多く使うことを想定しておくと良いと思います。
ただし、将来的に「介護施設/老人ホーム」に入るライフプランであれば、当然その分の費用工面を忘れてはいけません。
現役サラリーマン時代と、引退後の年金生活時代とでは、お金に対する意識も違えば使い方も自然と異なっていくと思います。
いずれにしても、環境の変化に早く慣れて、その変化に適応していくことが大切になると思います。