サラリーマンンが転職しようとしても、40代以降ともなれば、なかなか希望する会社への転職は難しくなると思います。
大きな要因は(採用する側としては大きな声では言えませんが)、「年齢」の問題です。
年齢で難が問題になるか?・・・といえば、要は「融通が利かない人」とみなされることが多い、ということです。
人は歳をとればとるほ、それまで培って身につけてきたクセや習慣や考え方などを捨て去ることができず、したがって新しい環境下での習慣や考え方を吸収し身に付けることに時間がかかる(あるいはできない)生き物です。
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会社の中で評価されるには、その会社の業務を適切に理解し、その会社の風土文化に合わせて仕事をする姿勢が必要です。そして、その風土・文化というのはそれぞれの会社によってまるっきり異なります。
したがって、サラリーマンは自分が勤めている会社にどっぷりと浸からなければ、そこで高い評価を得ることは難しいものです。
しかし、同時にその会社でどっぷりつかるということは「その会社でしか使えない知識・スキル」を身に付けるということであり、融通の利かないサラリーマンになることを意味しています。
端的に言えば「他の会社では通用しない人」になる・・・ということです。
ここに、会社に依存し過ぎてしまったサラリーマンの悲哀があり、ジレンマがあります。
会社の文化に染まり慣れ親しむことは大事ですが、それとは別角度で「自分の知識やスキルをどこでも通用するように普遍化しておく」という発想が大事です。
社会性を持たせる・・・ということです。20代の頃からそうした意識をもって働く姿勢が大切です。
30代になれば、さらにその意識を強く持つことが大事です。
40代になるころには、その普遍性のある知識・スキルを武器にして、いつでも会社を離れてもやっていける・・・という自信を持つことが重要だと思います。