時代劇などでは、お殿様が胡坐(あぐら)をかいて座っていて、その前に家臣や家来などが正座しているシーンがよく出てきます。
この逆のパターンは出てきません。言えるのは、胡坐をかいている人のほうが偉い!・・・ということです。
なぜか?
時代劇で胡坐をかける人は、それ以上動くことをもう求められていない人だから・・・だそうです。
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一般的に、今の状況や地位に甘んじてたいした努力をしないでのうのうと構えている様子を、「胡坐をかく」と言います。
どんな仕事でもいわゆる「胡坐をかく」ことは良くないイメージとして使われます。
なぜ良くないのか?というと、それは「ラクな姿勢だから」ということではなく、その姿勢をしていること自体がもう「前進をする気がない」ことを表しているからです。
変化に対応する準備をするつもりもなく、気楽に構えている状態が「胡坐をかく」という意味だと思います。
サラリーマンの中には「自分は胡坐をかいているつもりはありません」・・・などと気張っていう人がいますが、口ではそう言っていても行動が伴っていなければ、やはり上司から見れば「胡坐をかいている」と言われても仕方ありません。
ビジネスにおいて、現状維持は後退と同じですが、胡坐をかくのも後退と同じでしょうね。
2017年の2/3が既に経っています。
決して胡坐をかいたままではなく、すぐに動き出す・・・行動に移す・・・といった準備をして、残り1/3を有意義に過ごしていきたいものですね。