故・稲盛和夫氏にこんな言葉があります。
「自分の置かれた状況に不平不満の声をあげるばかりでその可能性に対して心を閉じていると、人生の本当の恵みを見極めることはできない・・・」
〇〇があれば幸せになれるのに・・・と自分に足りないことを条件にして不満を言っている人は、その〇〇を得ても今度は別の何かを求めてそれがないと幸せになれない・・・と嘆くかもしれません。
無いものねだりの人生はクセになり虚しいままの人生になります。
今置かれている自分の境遇に感謝すべき点はいくつもあると思います。
それらに感謝し、喜びの気持ちを持ってさえいれば、きっとどこかで幸せの息吹は芽生えてくると思います。
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サラリーマンは自己成長を継続する姿勢が大切ですが、その最も手近で効果的な方法は今目の前にある仕事に誠意をもって全力で取り組むことだと思います。
無いもの/不足しているものを嘆いていてもこなすべき仕事がなくなるわけではないし、じっとしていても期限・納期はどんどん近づいてきます。
上の例でいうなら、幸せを「追求」すること自体は決して間違いではありませんが、時としてそうした姿勢が自分を盲目状態に陥らせる危険があるので要注意だということです。
「自分の周りに存在している何か重要なもの」を見落としてしまったらもったいないです。
幸福を目標にすればするほどその目標(幸福)を取り逃してしまう・・・という罠に嵌ってはいけないですね。
「幸せを感じること」をいつも心に置いて行動をするほうがベターです。
感じられる状態を目指すなら、見落とすことも減ります。
稲盛さんの言葉、「自分の置かれた状況に不平不満の声をあげるばかりでその可能性に対して心を閉じていると、人生の本当の恵みを見極めることはできない・・・」というのを噛み締め、その要諦をキチンと掴んで人生を豊かにしたいものです。