ネット上では見知らぬ人に対して偉そうに乱暴な言葉遣いで書き込みをしたり、罵詈雑言を浴びせる愚かな輩がいます。
哀れで、愚かで、人間力が低く、無教養で、礼儀知らずで、世間知らずで、常識知らずで、親から適切な躾を施されなかった人で、育成過程でイジメにあったような人だと思います。
最近の世の中で話題となる悲惨な事件を起こす犯人の情報を聞いていると、どうも普段から言葉遣いが乱暴な人が多いような気がします。
言葉遣いが乱暴なのは、自分の弱さを知られたくないから、自分を偉そうに、強そうに見せかけたいから・・・の表れかもしれません。
見る人が見ればすぐに分かります、「あー、この人は弱々しい奴だな…」と。
乱暴な言葉を使って自分があたかも強面でスゴイ人物のように見せかけても、所詮中身がなく薄っぺらなわけですから、実のところは相当ナンセンスな人です。
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上司にはペコペコして媚び諂(へつら)っているくせに、自分より職位が下とか年齢が下の社員には偉そうな態度をとって、みんなからはそうしたことを見透かされて内心バカにされている哀れな社員がいます。
本当に情けない人だと思います。そういう人は、取引先との対応でもそうした態度がすぐに出ます。
自社がお世話になっている取引先には笑えるくらいにペコペコして「ヨイショ!」をするのですが、ちょっとでも自分の会社のほうが上だといきなり横柄で乱暴な言葉遣いをします。アホですね。
また、外のレストランなどの飲食店に行くと、店のスタッフに「俺は客だから偉いんだ」という横柄な態度を取ったり、自分をVIP扱いするように無理難題を要求したりする人がいます。
お金を払えば何をしてもいいと思っている、愚か者です。きっと職場でも家庭でも誰からも尊敬されていないことに対する反動が、「客という立場」になると何をしても許される・・・という大いなるカン違いで自己正当し、自分を崇めてほしいという思いを爆発させてしまうのだと思います。
私は、以前、仕事の関係で初めてお会いする人に関しては、その人が自分の部下やお店のスタッフなどにどんな態度や口の利き方をするのかを注意深く見ていました。
私との交渉時には普通の態度で接してくれても、それは私がビジネス上の相手だからであり、どんな人もそういう場では「皮を被ったキツネ」状態であることをわかっていたからです。
もちろん、自分の部下やお店のスタッフにも普通に、優しく、礼儀正しく接すている人も多くいらっしゃいました。
でも、中にはそうでない人もいて、そういう人を見ると「あー、この人は人間力の低い人だからビジネスの相手としてはふさわしくないな・・・」と判断していました。
お酒が入るともっと極端に出ますし、タクシーで移動する際のタクシーの運転手さんへの言葉遣いなどでも本当にその人の本性が現れるものです。
礼儀、マナー、倫理観、道徳観、常識観、言葉遣い・・・などは本当に重要だと思います。
特に、まだ関係性が構築できていない人や、見知らぬ人、初めての人などに対しては少なくとも横柄な態度や乱暴な言葉を使うべきではないと思います。