経済的に豊かになっても、仕事や生活に追われて気が休まる暇もない・・・といった日々ではちょっと窮屈です。
「経済的に豊か(←お金は確かにそれなりにある)」ではあるものの、「経済的に自由(←お金を使うことで束縛されていない)」になっていないのだと思います。
「1.経済的に自由」な状態になると、「2.精神的にも自由(余裕が持てる)」となり、次いで「3.行動的にも自由(どこへでも出かけられる)」ようになります。
これら3つの自由な状態にあることが、一つの理想の状態なのだと思います。
経済的自由があれば、欲しいモノをガマンしないで買うことができます。
でも、「お金を出せば買える」というだけでは、本当に幸せな時間を過ごせるとは限りません。
友人から誘われて急に午後から旅に出る・・・晴れて気持ちが良いからといっていきなり海へ泳ぎに行く・・・テレビで紹介していたお店に今から出かけていく・・・1ヶ月ほどぶらり旅にでかけてみる・・・誰かの看病で1週間病院に寝泊まりする・・・などといったことが自由にできる人は、経済的にも精神的にも行動的にも自由を得ている人です。
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株式のデイトレードや FXの短期売買などで利益を上げている人がいますが、残念なことに市場が開いている間は絶えずパソコンとにらめっこをしていなければいけないし、それこそトイレにも行けなかったりします。
運用がうまくいっているときは平常心でいられるのですが、自分の思惑と逆の方向に相場が動くと、ハラハラドキドキしたり、心臓が締め付けられるような苦しい思いをしたりします。
システムトレードような方法ならまだしも、自分でパソコンを駆使して売買を繰り返している限り、真の意味での「精神的自由」は得られないと思います。
そうした投機で大切な事は「自分の手からいかに運用を切り離すか」にあります。
切り離すことができるほどに、精神的にラクになり、行動的にも自由度が増していきます。
「自分の手から切り離す」とは、自分があれこれ指示を出したり、手間をかけたりしなくても、自動的に収益が得られる仕組みを作っていくことと同じです。
人生は「時間と思い出」でできていて、重要になる要素は「時間とお金の使い方」にあると思います。
その「時間とお金」という2つの制約要素のバランスをうまく保ち、またうまく使うことが人生の豊かさにつながっていくのだろうな・・・と思います。