借金はダメ!という人がいますが、半分当たりで半分ハズレだと思います。
借金には大きく2種類あります。
「借金したお金で何かを買う」という点ではどちらも同じですが、その買った「何か」のその後で良い借金と悪い借金に分かれます。
たとえば、多くの企業は「設備投資/事業投資」という意味合いで借金をしています。
つまり、借金で買ったものは事業運営のために使われて、事業運営ということはすなわち売上と利益を計上していく手段だということです。
言い換えれば、新たなお金を生み出しているということです。
これを別名「投資」と呼びます。
これは良い借金の例です。
個人においても「借金して買った何か」が新たなお金を生み出すようになっていれば良い借金と言えます。
反対に悪い借金というのは、買った何かが(お金を生み出すことなく)そのまま消えていくお金の使い方をすることです。
これを別名「消費」もしくは「浪費」と呼びます。
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原則的に借金はその後に金利をつけて返済をする必要がありますから、返済をすることができない人は借金をしてはいけないですね。
何らかの自分なりの意図があって、返済する勇気もちゃんと持っていて、挑戦することを肯定的にとらえられる人であれば「良い借金」をしても構わないと思います。
でも、悪い借金はやはりしてはいけないですね。
良い借金であれば、現在自分がいる位置からワープして将来の自分の理想像に近づくことが可能になると思います。