オリンピック競技で金メダル・銀メダル・銅メダルとあるように、金属で順位付けをすると金→銀→銅とされています。
日本では、金には「黄」、銀には「白」、銅には「赤」という色を付けています。
そして、世間で普遍的に通用する一家言のことを黄金律(ゴールデンルール)・白銀律(シルバールール)・赤銅律と呼んだりしています。
接客業にも黄金律と白銀律と赤銅律があります。
どんなものか?
黄金律・・・自分だったらしてほしいと思うようなことをお客さまにしてあげなさい
白銀律・・・自分だったらしてほしくないと思うことはお客さまにもしてはいけません
赤銅律・・・お客様にとって必要なことはしてあげなさい
いずれにしても、その根底にあるのは「お客様の立場になって考えなさい」ということです。
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聖書(マタイ伝)では、キリストが「人にせらむと思うことは人にもまたそのごとくせよ」とあります。
つまり、人にしてほしいと自分が思うことを人にしなさい・・・ということです。
また、中国では孔子が弟子から「人生で一番大切にするべき言葉は何か?」と尋ねられ、それは「恕(じょ)」だと答えました。
そして、「己の欲せざる事は人に施すなかれ」と自分がしてほしくないことは他人にもしてはいけない、とも言っています。
東西を問わず人の資質として大切なことを諭してくれていると思いますが、特に接客業では有効になる言葉だと思います。
どれも「大原則」と呼べることであり、リーダーは部下に徹底させることが必要なことですね。