進歩・成長の陰には、誰もやっていないことに挑戦したとか、どこもなし得ていないことをやり遂げた、という背景があります。
ところが、そうした先駆者というのは他者がやらないことをするために、初期段階ではたいてい周りから「否定」されるものです。
その否定に屈することなく周りの意見を覆してでもやり遂げることが世の中にメリットがあって、多くの人(顧客など)にベネフィットを感じさせることだ!・・・という強い意識を持っていなければ挑戦し続けることは難しいかもしれません。
つまり、周りの否定・肯定の声ではなくて、「社会の役に立つ/多くの人々が喜ぶ」という基準で判断することが大切になります。
ある意味では「ギブの精神」です。将来性のある会社には、そうした気概があるものです。
反対に将来性がない会社にはそうした気概は見受けられず、ただただ今までどおりのことをしてればいい・・・という現状維持の姿勢しかありません。
将来性のある会社と将来性のない会社とを見分ける観点の一つだと思います。
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別の見分け方(観点)もあります。
「職位が下の社員が朗らかに話しをしているかどうか?」・・・です。
上司がいると圧迫された空気感に気圧されて言いたいことが何も言えない!・・・自由に口を開くことが許されない雰囲気がある!・・・という会社は将来性がありません。
そんな閉塞感漂う会社はいずれ行き詰まります。
上下関係の風通しがよく、礼節はしっかりと守られたうえでのコミュニケーションがとられている会社は将来性があります。
下の者がたとえくだらないことを言ったとしても、上司が頭ごなしに否定したり怒鳴ったり冷ややかに扱ったりしない雰囲気があれば、現状維持に甘んじる社内風土は起きません。
そんな土壌のある会社は伸びていく素地があります。そうした会社は、結局のところリーダーの人間力・器がそれだけ大きいということが言えるからです。