どんなビジネスでも
1.導入期
2.成長期
3.成熟期
4.衰退期
という大きな流れがあります。
それぞれの時期が長いか短いかだけの話で、必ずそうした流れがあります。
一番良いのは2.と3.の状態のときです。
4.のときが一番苦しい時かもしれません。
4.のときに、その状態に掉(さお)さして抵抗し、何とか挽回できないか?!と奮闘する人がいます。
その結果上手くいく場合もあれば上手くいかない場合もありますが、たいていは後者のほうです。
「衰退期」の流れに逆らって抵抗しても、なかなかそれをひっくり返すことは至難です。
衰退期があるという前提に立って考えるなら、その下がろうとする波をどうにかしようとはせず、その波に身を任せて流されてみるのも一手です。
その一方で、これから成長期に入るであろう別のビジネスを合わせることでトータルで収益を取ろうとすると良いかもしれません。
例えば、仮にひとつのビジネスが調整波に入っていても別のビジネスが推進波に入るところなら、それら2つを合体させると緩やかな波が形成されて全体が安定する・・・というわけです。
「自然に沿えば成功、反すれば失敗」・・・です。
抵抗・・・という言葉には勇気と根性と不屈の精神が感じられますが、でも、時と場合によっては身を任せて流れに逆らわない・・・という姿勢も大切だと思います。
ダーウィンの言う「生き残ったのは適応した種のみ」というのに似ています。
相場などでお金を設けられる人は、相場の波や流れに逆らうのではなく「うまく乗る」ことをいつも意識しています。
なぜなら、そのほうが最終的に得となる確率が上がるからです。
儲かる人は「波動」を理解しているわけです。
同じように、どんなビジネスでも良くなればいずれ悪くなり、また悪くなればいずれ良くなる・・・という波動を単純理解することが大切です。
そして、一つだけの収入源を持つのではなく、複数の収入源を持って全体でバランスよく儲ける、トータルで利益を上げる・・・という発想を持つと良いと思います。
俗に言う「複数の収入源=複業を持つ」ということと同じです。
小さいビジネスをたくさん手がけて全体で儲けるという発想ができると、大きな失敗や破綻という悲惨な事態にはなりにくくなります。
たくさんの波を作っておけば、そこで「波の補完」を互いに行なうことが可能だからです。
波に乗る(波に逆らわない)=流れに掉ささないことに端を始め、そこからトータルバランスを生み出していくという発想を持つ・・・。
この発想を自然と持つことができるようになると、新たな道が見えてくるかもしれないですね。