環境にやさしい・・・とか、人にやさしい会社・・・という表現があります。
イメージとしてはとても良いのですが、大事なことはちゃんと「言行一致していること」です。
たとえば「人にやさしい会社」と言っておきながら、残業が多くその賃金も未払いだとしたらまったくもってナンセンスです。
また、求職活動で会社説明会に行ったら定刻の数十分前に着いたもかかわらず「定員となりましたので締め切らせていただきました」と張り紙がしてあったり、面接で「採用になった場合だけご連絡します」と言ったりしているようだと、やはり「人にやさしい会社」とは言えないと思います。
会社側と接触の機会すらもらえない無念さ、採用内定の連絡が来るか来ないかをハラハラして待つ応募者の緊張心を理解せずして「人にやさしい会社」とは聞いて呆れます。
経営者の見識を疑われても仕方がないと思います。こうしたところに、経営者の哲学が垣間見れますね。
表面的なことでお茶を濁すタイプなのか、それとも自分の言葉に責任を持つタイプなのか、指向性が分かれるところです。
いずれにしても、旗幟鮮明(きしせんめい)に自社のキャッチフレーズやブランドイメージを打ち出すこと、そしてそれらがキチンと言行一致していることがとても大事だと思います。