ビジネスが順調だ・・・と言うときは、すなわち売上が増える傾向にあるとき、です。
逆に、売上が減っていく傾向にあるときはビジネスはうまくいっていない・・・となります。
そうしたときの原因はいくつかありますが、ややこしいのは「お客さまは増えているのに売上が減少している・・・」という場合です。
単純に言えば「顧客単価が減少している」パターンです。
そうしたとき、今増えてきているお客さま層を重要視していくか、それともそうした顧客層を排除・減少させることを重要視するかはとても大事な経営判断になります。
どちらが良い・悪いではなく、経営方針次第でどちらも良くなるし、反対にどちらも悪くなることもあり得ます。
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こと「売上」だけに関して考慮するなら、ポイントになるのは、たいてい次の3つです。
1. 顧客
2. 商品
3. 販売(営業)方法
これら3つのポイントをいきなり全部変更して道を切り拓くのはキケンです。
一回ですべてを変えるのは愚策だということです。
変更するなら、まずは一つ変えて効果を見ます。
そして、効果(結果)が思わしくなければ、別のポイントを変更してみます。
売上が減少傾向にあるときは、顧客、商品、販売方法の一つ一つを順番にリニューアルしていくことが大事です。
まあ、中でも一番重要なのは、やはり1. 顧客に関する戦略を見直すことだと思います。
なぜなら、「ビジネスはまず顧客ありき」だからであり、これを決して忘れてはいけないからです。
顧客は時流に合わせて変化していくものですし、ビジネスモデルによってはほとんど変化しないパターンもあります。
自社ビジネスが、そもそもどういった企業理念、経営理念でビジネスを展開しているのか?・・・といった経営の原点に立ち返ることも大切で、ここにすべての答えが隠されていると思います。