1年前の2018年7月20日、日本におけるカジノ実施法案が衆参賛成多数で可決成立しました。
当時、政府は西日本の豪雨災害の支援、復興対策を後回しにしてまで、このカジノ法案を臨時国会で可決することを目指していたように思えます。
例年よりもわざわざ10日以上も会期を延長してまで・・・です。
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「カジノ」と聞くと、何となくダークなイメージを持つ人は多いと思います。
真っ先に頭に浮かぶのは「ラスベガス」や「ギャンブル」といったイメージです。
でも、今ここで話題になっている「カジノ」というのは、昔のイメージからかなり改善されてギャンブル色は弱いと言われます。
今では「家族で楽しめる大型リゾート地」としてのイメージが海外では定着しつつあるようです。
同様に、日本で建設されるカジノIRにも、歌舞伎などの日本独自の伝統文化や芸術をエンターテイメント性溢れるコンテンツとして世界へ発信する意図があるそうです。
つまりカジノIRは単なる賭博場ではなくて、「カジノIR=大型リゾート商業施設」としてとらえたほうが当たりだということです。
そして、そうしたところには必ず利権が絡み、巨大産業の裏で跋扈する輩が登場してきます。
憂えるべきはこちらのほうかもしれません。
カジノ法案が具現化されていくことによって、日本の景気は今後10年足らずで一変する可能性があります。
だからこそ日本版カジノIRの誕生に政府はあんなにも躍起になったのかもしれません。
また、目鼻が利く世界の富豪や投資家たちも日本に注目しているとも言われます。
確実に、「新たな職業」が誕生します。
カジノディーラーやIRマネジメントなど、これから増えていく職種も多々あるハズです。
数万人~数十万人の雇用創出が見込まれるとも聞きました(本当にそうなるかどうかはわかりませんが・・・)。
職種が増え、雇用が生まれれば、日本全体が好景気に傾いていきます。
一説では、予測される経済波及効果は総計47兆円にも上るとか・・・。
いわゆる「カジノIR長者」も生まれてくることでしょう。
投資家として、ビジネスマンとして、経営者として、このチャンスを無視することができなくなる人が続出するかもしれません。
今の段階では、まだまだ「先読み」レベルで「淡い期待感」ですが、これが徐々に現実味を帯びてくると、世間は何かと騒がしくなって熱気にあふれた一種のバブルにも似た現象が起きてくるかもしれない・・・ですね。