会社経営での危機や問題発生の局面においてほとんど機能しない無能リーダーにはいくつも共通点があります。
その一つが、彼らの多くは「解の公式」を求めたがる・・・ということです。
「経営に解の公式なるものは存在しない」と思ったほうがいいと思います。
目先のことに焦点がいって大局を視ていないために安易な解決法にすがろうとするわけですが、そこに解の公式などありません。
経営危機・問題発生時において「こうすればうまくいく/解決する」というパターンは存在しないと思っていた方が最初から気が楽だと思います。
大事なのは、柔軟に臨機応変に対応する思考力と実践力です。
それには勇気が必要です。
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若いうちにたくさん失敗したり挫折した経験を持つリーダーほど部下の心を推量しやすくなり、人心をつかむことがしやすくなります。
リーダーも非を認めるべきときは認めて素直に頭を下げ、謝ることが大事です。
また、クヨクヨ悩んでいる暇があったら、とにかく働け、行動せよ・・・という姿勢を自他ともに求めることも、ある意味ではとても大事なことです。
なぜなら、そうしていると見えてくることがあるからです。
じっとしていても問題は解決しないし、危機も去りません。
行動を起こしているうちに危機は去っていくものです。
まあ、あえて「解の公式」を挙げるなら、結局は「行動せよ」・・・となると思います。