
「魚は頭から腐る」という言葉があります。
ビジネスに置き換えると、会社に問題があるならば、それは経営者自身に問題がある・・・ということです(経営者が会社の頭だから)。
経営者(社長)の中には、何かうまくいかないことがあると、すぐに社員や外部環境のせいにする愚か者がいます。
また、先代から会社を継いだ2代目社長の中には、「まあ、俺が作った会社じゃないから」などと逃げ姿勢で、経営責任を受け入れようとしない人がいたりします。
しかし、そのような考えでは何も進展することはありません。
社長を始めとした現経営陣は、現在の会社の状態は、良くも悪くも「自分自身が創り上げたものだ」というくらいの当事者意識を持つことが重要です。
当たり前のようですが、実際にその認識を持っている社長は多くないものです。
経営者が「他者依存」しているような会社では、問題の原因や改善を経営者自身に置かず人に求めます。
だから、会社としては何も進化が起きず、むしろ退化していきます。
一方で、「仕組み依存」の会社であれば、問題の原因が仕組みにあると経営者は考え、仕組みを改善することで問題を解決しようと図ります。
その結果、二度と同じことは起こりにくくなり、会社組織は進化・発展していきます。
本当の原因は外ではなく、経営者自身の内側にあります。
経営者自身がまず成長し変わることが大切ですし、デキる経営者たちはそうした面を少なからず有していると思います。