小中学生の夏休みの宿題はそれなりの量があります。
小中学生の力量でそれらを一気に一日ですべてやりこなすことなんてできません(できないように先生がつくっています)。
夏休みの初日頃には「まだまだ宿題をやる日がある」と高を括っていた小中学生も、夏休みの終わりが見えてくると、その進捗度合いによっては焦りを見せ始めます。
そうした経験は誰しもあると思いますが、人は「期限・納期がないとダラダラと先延ばしにする・・・」という性質を持っているようです。
逆に言うと、「期限・納期が見え始めると本気になって取り組む」という性質も持っているようです。
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世間的なイベントや行事などで頻繁に起こることですが、最初のイベントで5分押すことが次のイベントの開始を遅らせることに繋がり、それらが連鎖した結果、最後のイベントは本来30分だったところが終了の時間が迫っているから10分だけになった・・・ということがあります。
こうなってしまった犯人はどこにいるのか?というと、最初に時間内に終わらせなかった人です。
後の人が気を利かせて時間を巻いてくれれば(=早めに終了する)その分元のスケジュールに戻すことができますが、後の人も時間を押していくと、もう目も当てられません。
主催者側はハラハラ/イライラします。
予め最後の終了時間が決まっているスケジュールでは、一つのイベントが遅れることで結局は最後のタスクにすべてのしわ寄せがくることになりかねません。
仕事でこれが起こったらどうなるのか?
お客さまが絡んでいることなら即クレームにつながります。
顧客に、途中のプロセスで遅れが生じたので私の責任ではありません・・・などと言えるハズがありません。
自分の仕事の期限を守れない(=過ぎる/遅れる)人というのは、後の人が顧客に頭を下げている絵をイメージできない人です。
自分の事しか考えていない・・・仕事の全体像が見えていない・・・というわけです。
それではサラリーマンとして大成することは難しいです。
社会人として一番大事にしなければいけいない姿勢は「期限を守ること」だとも言えます。
「期限・納期を厳守する」ことは「約束を守る」ということに通じ、これが「信用される社会人になる」ことにつながりますね。