たとえば、今50歳の人が65歳の定年退職後に客船で世界一周旅行に出かけたい・・・それには約1千万円の旅行費用が必要になる・・・とします。
1年で1千万円を貯めるのは難しいですが、15年間で1千万円を貯めるのであれば、そんなに難しい話ではありません。
単純計算で1年あたり67万円の貯金をしていけばいいだけです。
=毎月5.6万円の貯金をする
=1日当たり1,850円を貯金箱に入れていけばいい・・・ということになります。
ところが、一般的には「日々」収入が入ってくる人はいません。
お金が入ってくるのは「月1回」です(=いわゆる「給料」です)。
ボーナスであれば「年2回」です。
株の配当金であれば「年1回/年2回」が一般的です。
そこで貯金をするにしても、自分なりの工夫が必要になります。
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冒頭の世界旅行の貯金に限らず、「お金を貯める」には毎日貯める・・・毎月貯める・・・毎年貯める・・・ことが大事なのではなくて、「収入があった際に毎回貯める」ことが大事です。
つまり、貯金をするタイミングは収入と同時に行なうのがベストタイミングだということです。
給料から貯金するなら「毎月」ですし、ボーナスから貯金するなら「年2回」ですし、株の配当金から貯金するなら半期ごと(あるいは通期ごと)です。
先の例で言えば、年に67万円を貯金するなら、給料から貯めるなら「毎月5.6万円」ですし、ボーナスで貯めるなら「半年に33.5万円」ですし、給料とボーナスを組み合わせるなら、たとえば「毎月4万円かつボーナス時に9.5万円」などが考えられます。
一般的には「毎月定期的に貯める」ことが良いとされていますが、これはたまたまサラリーマンは毎月給料があるからであって、もしも収入の源泉が2か月に1度であれば、貯金をするのは2か月に1度が良いでしょうね。
わずかな宝くじ当選金や少額の株式配当金であっても、収入である以上はその時が貯金をするベストタイミングです。
「お金が入ってきたとき」にその何割か、あるいは定額でいくらかを貯金する習慣を身につけていくと良いと思います。