長らくデフレが続いてきた日本もいつの間にかインフレ傾向が定着し、「確実に時代は変わった・・・」と誰しも認識していると思います。
インフレの萌芽のときにそれをつぶやいても誰も信じなかったのに、今では「インフレなのは常識だ」と言われそうです。
背景にあるのはコロナショックによる先進国を中心とした大規模な金融緩和経済政策です。
それによって世界中で急激な過剰流動性(いわゆる金あまり減少)が起こってしまったことに始まります。
政府による過剰な資金供給に対して、必要とされるモノやサービスの供給が追いつかず、値段はどんどん上がり、結果的にお金の価値がさらに低下してインフレが加速する・・・というサイクルに入っていると言えます。
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就労(労働)から収入を得ている多くの人にとっては貴重なそのお金の価値が下がっているのですからたまったものではありません。
ところが、持っているお金の価値がどんどん目減りして、貯金やタンス預金の価値が減っていることが起きているのに、それがまだ萌芽の段階だからか、まだまだ気づいていない人が多いように思えます。
このインフレの状況は高い確率で続くと予想され、そうすると格差はさらに開き、就労収入(=給料)だけの人の生活は相対的により苦しくなっていくと考えられます。
つまり、誰しも就労収入だけで稼ぐのではなく就労収入以外の収入源や経済的価値が高くなる資産(財産)やお金が自動的に入ってくる仕組みを作るなどしないと富の格差に取り残されることになりかねません。
言い換えれば、就労収入以外の収入があれば万が一事故や病気で働けなくなったときでも収入が途絶える心配がなくなります。
インフレに合わせて価値が上がっていく資産を持てば、現金の価値は下がっても資産価値は上がるので、貧困化していくことは防げます。
どんな経済環境に陥ったとしても、収入ゼロや貧困化を避けることが大事です。
そのためには、やはり「投資活動」は避けて通れない道だと早く気づくことが大事だと思います。