ビジネスの要諦は売上から費用を引いて「利益」がキチンと残るビジネスモデルを構築することにあります。
毎日毎日が黒字の連続であれば1年を通しても必ず黒字経営になりますっから、もちろんそれで構わないのですが、そこまで近視眼的になる必要はありません。
1か月単位で黒字経営・・・3か月単位で黒字経営・・・6か月単位で黒字経営・・・1年単位で黒字経営・・・2年単位で黒字経営になっていれば、まあ、それで何とか合格点です。
抽象的に言うと、長期的目線に立ってビジネスを育て、そのために今何をすべきかを考え、かつそのための行動をとることがビジネスや経営の肝と言えます。
資本主義経済においては、原則として顧客が望む商品やサービスや価値あるものを提供することが必要です。
企業単位でなく個人レベルであっても同様です。
個人がビジネスを展開しようと考えるとき、価値あるものや仕組みを自ら作り出せるようになることが必要で、それには自分は何が好きなことなのか、自分には何ができるのか、自分はどんなことで世間に認めてもらいたいのか・・・などをそれなりに時間をかけて自覚したり習得する必要があります。
ビジネスをしたいけど何をやったら良いのかわからない、自分がやりたいことがわからない・・・というのは、基準となる軸がないからです。
真剣に考える時間をとれば、基準となる軸は必ず見つかるハズです。
今日、明日という短期目線ではなく、少なくとも1年・・・3年・・・5年後といった未来像を考え、その時に開く花の種を蒔こうと長期目線で考える姿勢が大切です。
サラリーマンにおいてそうした目線を持って仕事に取り組んでいるのは部長クラス以上の肩書きを持つ人かもしれません。
一般職や役職の無いタダのサラリーマンはそんなことを微塵も考えていないかも・・・。
上の人が検討し、意図し、計画した長期目線を実現させるための駒、歯車として、指示されたことを粛々とやることが当たり前だと錯覚し、それで自分は良いんだといった程度の認識かもしれません。
ここで言う長期目線は、ある程度の管理職者であればむしろ持っていないとマズイことなのですが、これを一般のヒラ社員のころから持っていると今後の会社生活で強い武器になり得ると思います。
仮に今は役に立たなくても、3年後、5年後に効いてくるようなものを見つけられたらラッキー!です。
いずれにしても、仕事もビジネスも短期目線よりは長期目線のほうがベターですし必要な目線です。
あまり目先のことで一喜一憂することは止めたほうが良いと思います。