インフレと銀行預金の利息の関係とは?

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

インフレ率が上がると(インフレになると)、一般的には「金利が上昇する」と言われます。

たとえば、今現在の銀行の預金金利が1%だとします(実際はその100分の1ですが)。

一方でインフレ率が2%だとします。

これが明らかにわかっているとき、普通の人に「あなたはそれでも銀行に預金しますか?」と尋ねると、多くの人は「ノー」と答えると思います。

なぜなら、銀行にお金を預けていても、お金の価値が目減りしていくことは歴然としているから・・・です。

→ 預金金利が1%なので、100万円を1年1預けると101万円になります。

しかし、インフレ率が2%ということは、世の中に出回っている100万円の商品の価値は1年後には102万円となり、1年後に銀行からお金をおろして買おうとしても買えなくなっています。

でも、今なら100万円でその商品を買えます。

利益・儲けの観点で言えば、今その商品を持っている人は、今100万円で売るよりも、1年間寝かしておいて1年後に売るほうが2万円高く売れます。

あるいは、今その商品を持っていない人でも、今すぐに100万円で買っておいて、1年後に102万円で売れば、「2万円の儲け」になります。

「今の100万円の価値の商品は1年後には102万円の価値になっている」ということが明らかである・・・・・・という前提での話でしたが、未来の物価のことは実は誰にも確約することはできません。

なぜなら、未来は不確定なものだからです。

でも、多分そうなる可能性のほうが高い・・・と判断し、そうならなかったときのリスクを自己責任で背負える人は、予めそうした行動を取ります。

まあ、皆がそんなことを考えて実行し出したら誰も預金をしなくなり、銀行は困ります。

そこで、銀行はインフレ対策を講じて、もしインフレ率が2%であるなら預金金利をそれ以上の3%などに設定します。

時間のズレはありますが、後追いの形で基本的には「インフレ率<銀行預金金利」を維持しようと努めるわけです。

つまり、そうした流れがあって「インフレになると銀行の預金金利が上がる」・・・となり、もちろん預金金利だけではなく「貸出金利」も同様に上がっていきます。

「預金金利<貸出金利」となっていなければ、銀行はおまんまの食い上げです・・・。

あとは、それがイタチごっこのように追いかけ、追いつかれ…の繰り返しになりますが、言えるのはそうした連鎖反応が起きるとき、物価はガンガン上昇していく!・・・ということです。

→ 果てには「バブル」と呼ばれたりします。

ちなみに、「金利」と一言でいいますが、貸出金利のことを「利子」と呼び、預金金利のことを「利息」と呼びます。

インフレと銀行預金の利息の関係を理解し、銀行に預けておくままでよいのか?それとも何かしらの「商品/資産」に換えて保有しておくのが良いのか?・・・を自分の判断で実践することが大切だと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2017-6-6

    サラリーマンと自営業者の課税上の違い

    サラリーマンは自ずと「コストアフター」の概念が当たり前になります。 コストアフター・・・とは、…
  2. 2017-4-5

    「間違わない」ことより「間違いに気づく」ことが大切です

    人は誰だって間違うときがあります。 完全完璧な人間なんていません。 大事なのは「間違った…
  3. 2017-2-12

    貧困生活から脱出するには?

    昨今、日々の生活が経済的に極端に苦しい・・・といったいわゆる貧困状態にある人が増えていると言われてい…
  4. 2018-8-20

    新社会人に必要な「多岐亡羊(たきぼうよう)」とは?

    クイズやレジャー施設にある「迷路」というのは、「入口は一つ、出口も一つ、でもその途中経路は複雑でいく…
  5. 2017-9-27

    欲しいモノがあるのに、お金がないとしたら・・・

    何か(商品・サービス)を欲しいなら、お金を出して購入すれば誰でも手に入れることができます。 と…
  6. 2017-1-8

    連合の神津会長/頑張れば賃金上がるという常識

    2017年の春闘について「連合」の神津会長はNHKのインタビューで「頑張れば賃金が上がるという常識を…
  7. 2017-12-31

    【重要】上品な人と下品な人の差とは?(身口意の三業)

    よく「品がある/ない」という言い方をしますが、上品と下品とを分ける差は、なかなか言葉で言い表わそうと…
  8. 2019-8-26

    営業職を毛嫌いしてはいけない

    大学3年生の中には、もう再来年の就職に向けての活動を始めている人もいると思います。 なかな…
  9. 2017-10-2

    就労収入から権利収入へ

    収入には大きく分けて2通りあります。 1つは自分の身体を労働させてお金を得るという「就労収入」…
  10. 2020-4-25

    環境の変化に対応しなければ生き残れない

    かつてダーウィンが『進化論』で説いたこと =「生き残るのは強いものでも優秀なものでもなく変化に…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る