「まだ高いから買わないほうがいい」という助言の落とし穴

モノの値段は、基本的には

1.売り手の希望価格

2.需要と供給のバランス

の順で決まります。

ある商品があるとき、売り手(販売者側)が1万円で売りたいと思うからこそ「1万円」という値札をつけるわけで、それで売れるならずっと1万円のままです。

ところがその商品に需要がなく、しばらく経っても全然売れないとわかると、たいていの場合は値下げしていきます。

そして、売れた時の値段が「一応の標準価格」として落ち着いていきます。

商品の値段が高いか?高くないか?・・・というのは、「何と比べて高いのか?」という前提条件付きの問いかけであり、比較基準次第でどうとでも言えることだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・

ファイナンシャルプランナーの中には、「今は不動産価格が高いときだから、マイホームの購入は待ったほうがいい」などと言う人がいます。

これは大きな間違いで、いったい何をもって「今は高い」と言い切っているのかがわかりません。

一介のファイナンシャルプランナーに「高い・高くない」を断じてしまうだけの資質はないと思います。

物事は「未来と比較」した場合だと、肝心の未来の価格なんて誰にもわからないのですから、「高い・高くない」を決定づける論拠がどこにも誰にもない・・・と言えます。

・・・かつてパソコンは20万円以上するのが当たり前でした。

今から30年ほど前の話です。

当時、もし、「今は高いからパソコンを買うのはやめたほうがいい・・・」と言われて、購入を控えていたとします。

そして、30年経った今、確かにパソコン価格は10万円台に下がっていますから、当時よりは安く買えます。

でも、そのために30年間のパソコン操作をする機会を失ったことになり、PCスキルを身につけられないままの自分でいることになります。

これが何を意味するか?・・・と言えば、時代遅れの人間になったことであり、会社組織内では使えない社員になったことであり、総合的に見てマイナスに作用しているということです。

かえってそのほうが高ついているかもしれません。

家を買うのも、似ています。

今は高いとき・・・と言われても、このときを逃したらその土地・その環境で暮らす大切な機会を失ってしまうかもしれません。

重要な想い出をつくるチャンスを逃してしまうかもしれません。

将来、そこに大型幹線道路や商業施設ができて大賑わいとなり、不動産価格が今の何倍にも跳ね上がっている可能性だってゼロではありません。

また、株価でもよくあることですが、「もう高すぎて買わないほうが良い」・・・と言われていたところからますます株価が上がっていき、その後確かに株価が値下がりはしたものの、当初自分が目をつけていたときよりは遥かに高い水準で行き来している・・・ということが往々にしてあります。

300円くらいの株が500円台の株価になり、上がってしまったので購入をためらっていたら、その後1000円台へとさらに値上がりし、その後株価は結局800円以下に下がることはなくなった・・・

→ ああ!買おうかなと思った500円台であの時買っておけば良かった!・・・となるパターンです。

・・・・・・・・・・・・・・

東京オリンピックが決定したころ、東京湾岸の不動産価格は値上がりするだろう・・・という読みをした人は多かったと思います。

その一方で、オリンピックが終わったら不動産価格は下がるだろうから、買うならオリンピックが終わった後だ・・・という識者も結構いました。

どちらが真の正解かはまだわかりませんが、イメージとしては、オリンピック決定時に1000万円くらいだった不動産価格は今現在1700万円くらいになっている感があります。

仮にオリンピック後に値下がりして1300万円くらいになったとしても、結局はオリンピックが決定したときよりも高い水準になります。

こうした事例を私はこれまで数多く見てきました。

自称○○専門家・・・という人が言う「今はまだ高い時期だから・・・」という言葉に乗せられると、後で悔やむことになるかもしれません。

なぜなら、繰り返しになりますが、そこで言う「高い・高くない」の比較基準が曖昧だからであり、たいていの場合はその人の主観による「高い・高くない」に過ぎないからです。

私はいつもそういう視点で他者の言う「高い・高くない」をとらえて、改めて自分なりの判断に置き換えることで自己責任としてきました。

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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