人生は選択と決断の連続である・・・とはよく言われる言葉です。
プライベートでも仕事でも人はさまざまな決断をして生きています。
そんな「決断」を考えるにあたっていくつか大切なポイントがあります。
たとえばこんな3つを意識すると良いと思います。
1.紙に書いて行なう
→ 頭の中ではしないほうがベター・・・ということです。
ついつい頭の中で「あれをしようか、それともこうしようか・・・」と考えているうちに、先に考えたことを忘れてしまったり、タイミングを逃したりします。
紙に書き出すことでそうした難を回避できます。
2.選択肢を3つ以上出して行なう
→ 選択肢が一つしかないとしたらそれは決断とは言えませんし、2つだと葛藤・ジレンマに悩まされます。
AかBかCか・・・それら3つ以上を選択肢として出すこと自体が一つの訓練になりますし、2つだけよりもはるかに葛藤・ジレンマのワナに嵌りにくくなります。
また、決断に重要な「決めた目的・理由」を明確にすることがしやすくなります。
3.可能性に基づいて行なう
→ 決して「できそうだから・・・」といった読みや自信に基づいて行なってはいけません。
決断は(やれる)自信があるからするもの・・・ではないからです。
自信を求めると、「できなかったらどうしよう」とか「間違えたらどうしよう」・・・といった不安感が生じます。
「正しい決断」を求めると本質を見誤ります。
「間違うかも」と思うと最良の決断ができなくなります。
原則は「正しい選択は存在しない」ということであり、「その選択が正しいか間違っているかで決める」のではなく、「自分の中で正しかったと言えるところまでやる」と決められるかどうか・・・です。
たとえ世の中の物差しではどうであっても(法令に違反することはダメですが)、「自分が正しかった」と納得できるところまでやるぞ!・・・と決めればきっとその決断とその後の行動によって成長できます。
決断は、一人一人が十分に納得する人生を送るためには欠かせない大事なプロセスの一つです。
人生は自分がどんな決断をしてきたかによって形づくられる・・・と言っても過言ではないと思います。
だからこそ、どんな決断であっても自分の人生ですから受け入れ、真摯に向き合う覚悟を持つことも大切だと思います。