古い会社ではまだまだ年功序列の功罪が残っていて、社歴の長い社員が高職位に就いて高給をもらっている・・・というケースがあります。
たいした実力もなく、会社への貢献度がほとんど無いにもかかわらず、給料だけはとんでもなく多額をもらっている・・・というのであれば、デキる若い社員ほどそれを知ったとき嫉妬とイライラ感を募らせます。
若いときに一生懸命働き、歳をとったらあまりせかせか働かないで高給をいただく・・・というなパターンは、本人にとっては有意義ですが、周りで一緒に働く仲間たちにはちょっと迷惑なパターンです。
俯瞰的に見ればいくつかは見習うべき点もあるかもしれませんが、でも、やはり社内に不協和音を導きやすくなりますし、若手の有望な社員が成果をあげても安い給料でこき使われているだけだと失望して転職していったなら会社側にとって損失です。
経営リーダーは、かつての年功序列を踏襲することなく、真の意味で「実力主義」と「公平人事・給料」を貫く姿勢が大事です。
ましてや老害社員を厚遇するなんてもっての外です。
実力主義と適切に取り入れれば、職場に良い意味での緊張感を持続することができます。
社内リストラというのはされる側にとってはイヤなものですが、会社組織全体から見れば必要な手法です。
経営リーダーは、ときには心を鬼にして「悪貨を駆逐する」といった意識を持つことが必要だと思います。