経営者/経営者を目指す人は一度は松下幸之助氏の本を読んだことがあると思いますが、ある本の中の一節にこんな言葉があります。
「指導者は天地自然の理を知り、これに従うことが大切である。
天地自然の理に従うということは、平たくいえば、あたり前のことをあたり前にやるということである。
卑近な例でいうと、“雨が降れば傘をさす”というようなものではないかと思う。
雨が降っても、傘があればぬれずにすむ。
きわめてあたり前のことである。
そのあたり前のことを怠りなくやっていけば、失敗は少なくなり、成功、発展の道を歩むことができる。
事業経営であれば、いいものを開発し、安く売り、しかも適正な利潤を確保する。
さらに集金はきっちりやる。
それだけのことで、原則は別にむずかしいことでもなんでもない」
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あたり前のことをあたり前にやる・・・とは、言い換えれば「凡事徹底」ですが、人はともすればこの「あたり前」のことを疎かにして「あたり前でないことを追いかけ」、その結果「なかなか成功できない/うまくいかない」・・・と嘆いたりします。
それではいけないと思います。
自分や自社・自部門にとっての「あたり前のこと」とは何か?
そんなことをじっくり考え直してみるのも良いと思います。
成功したいならその望む成功に比例するだけの努力を額に汗し続けることを疎かにしてはいけません。
「あたり前」のことを、毎日しっかりと行ない、それを継続していけば、いつの日か必ず成功できると思います。
体を動かしていると心も活発になってきます。
体を動かしていると気が滅入ってきたという話は聞いたことがありません。
あたり前のことをあたり前にやる・・・という意識で日々の生活を営んでいく姿勢は大切だと思います。