プロダクト・アウト ≧ マーケット・イン

マーケティングの言葉に「プロダクト・アウト」とか「マーケット・イン」というものがあります。

前者「プロダクト・アウト」というのは、まずは商品を作り、その後に売ることを考える・・・というものです。

一方、後者「マーケット・イン」というのはその逆で、最初に何が売れそうかを見極め、その後に(そうした市場ニーズに合った)商品を作って提供する・・・というものです。

 

どちらが正しいとか正しくない、といったことではなくどちらも正しいと捉えるほうがベターです。

 

なぜなら市場ニーズというのは千差万別ですし、また刻一刻と変化するものだからです。

 

今ニーズがあるとしても、商品を作ってイザ世に出そうとしたときには廃れているとしたら元の木阿弥になってしまいます。

 

逆に、商品を作った当初は全く売れず陽の目を浴びなかったとしても、何かがきっかけで急に人気が出て急激に注文殺到することだってありえます。

 

結局のところ、マーケットを的確にとらえるのは難しいことで、トライ&エラーを繰り返しながらも根強いファン顧客を獲得できるように地道に商売を行なっていくのが一番無難なのかもしれません。

 

・・・・・・・・・

独立志向のある人が起業する動機には「ニーズがありそうだから起業する」というのと「やりたいことがある/目指したいものがあるから起業する」という2種類があります。

 

サラリーマンが会社を辞めて独立するときも、このいずれかの選択が前提にあってイザそのビジネスを始めるハズです。

 

やりたいことがあったから/目指したいものがあったから起業した・・・というプロダクト・アウトの考え方のほうが周囲の人の感動や共感を呼ぶと思いますが、実際に利益を継続的に生んでビジネスとして成り立つかどうかは別の話です。

 

魅力が生まれ人を惹き付けることはできても、1年とたたずに店じまい・・・というのではたまったものではありません。

 

事業(ビジネス)としてうまくいく=利潤をしっかりと確保できる・・・ということが起業には欠かせない道程になります。

 

いわゆる「利潤の追求」ですが、ビジネスである以上はこれは絶対に避けては通れない概念です。

 

プロダクト・アウトとマーケット・インの考え方は大事ですが、どちらかと言えば前者(プロダクト・アウト)の発想でビジネススタートさせたほうが早く軌道に乗せて苦労する時間を短くできるような気がします。

 

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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