ある村のちょっとした金融の話

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ある村に一人の旅人がやってきました。

 

旅人は宿泊する際に1か月分の宿泊料を前払いで現金で支払いました。

 

宿屋の主人は仕入れ先の肉屋にツケが溜まっていたので、そのお金でツケを支払うことができて大喜びです。

 

肉屋の主人も実は養豚業者にツケを溜めていたのでそのお金でツケを支払うことができ、大喜びです。

 

養豚業者の主人も同様で、エサ代の支払いを溜め込んでいましたからそのお金で無事に全額を支払うことができました。

 

さらに、エサの販売業者はツケで女を買っていたのでそのお金でツケを支払うことができました。

 

その女は商売をしていた宿屋にツケが溜まっていたのでそのお金で宿屋にツケを支払いました。

 

やがて、旅人は宿泊期間を予定よりも短縮して旅立つことにしました。

 

そして、宿屋の主人に泊まっていない分の宿泊料を精算して返金してくれないかと頼みました。

もちろん宿屋の主人は返金に応じます。

 

・・・・・・・・・・・・

→ この話の不思議で面白いところは、誰かが特別お金を稼いだわけではないけども結局その村で溜まっていた多くの人のツケ(借金)はいつの間にか返済され、みんながハッピーになった、ということです。

 

お金は天下のまわりもの・・・です。

 

お金は「経済を円滑にする道具」であり、人々の共通価値観が前提にあってこそ成り立っているシロモノです。

 

お金はどこかから突然生まれてくるものではなく、ある所から別のところに動いていくだけ(=まわっているだけ)・・・と理解することがまずは大切です。

 

なんだか煙に巻かれたような話ですが、経済の仕組みはそうした単純なところにあるのかもしれないし、また、そう思えばビジネスにおいて今までとは違った発想が生まれてくるかもしれないですね。

 

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