昔から有名な「タイタニック・ジョーク」と呼ばれるものがあります。
こんな話です。
あるとき客船が海で浸水し、乗客を救命ボートに乗せて避難させることになりました。
船員(クルー)は女性と子どもを優先的に乗せようとするのですが、男性客にはそれぞれどこの国の出身なのかによって説得の仕方を変えて言います。
イギリス人には・・・「君たちは紳士だろう」
アメリカ人には・・・「ヒーローになりたくないかい?」
ドイツ人には・・・「女、子どもを優先するのはルールで決まっています」
オランダ人には・・・「海底では税金はとられませんよ」
日本人には・・・「皆さんそうしていますよ」
それぞれのお国柄というか、国民気質を逆手にとって暗に「女性、子どもを先に乗せる」ことの理解を求めているわけです。
何ともわかるような気がするところが面白いですね。
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ビジネスでは、お客さまのそれぞれの要望に対して対応することが求められます。
どんなお客さまにも一様に同じセリフで通用するものではありません。
やはり、そのお客さまにとってズバリ!のストライクとなるような話法で話を進める柔軟な態度が大切です。
孫子の兵法にも「彼を知り、己を知れば、百戦殆うからず」とあります。
顧客を知る・・・この姿勢は営業活動では絶対に欠かせない姿勢です。
会社内で言えば、内勤社員にとってのお客さまはある意味では従業員全員です。
そう考えれば、内勤社員は自社従業員のことをできる限り知り尽くし、それをもとに各人が仕事をしやすくなるように業務を図ってあげることが大切だ・・・と言えますね。