東京都の小池都知事がやたらカタカナ言葉を使いたがることを多くの人は知っています。
都民ファースト/ブラックボックス/レガシー/ダイバーシティ/セーフシティ/リデュース/ワイズスペンディング/サスティナブル/アカウンタビリティ/ウイズドロー/フィンティック/オルタナティブ/ワーカブル
・・・など枚挙に暇がありません。
でも、なぜそうした傾向があるのかは誰も知りません。
知ろうとしても知る手立てがないし、おそらく都知事本人に質問しても、のらりくらりとはぐらかされるのが関の山だと思います。
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考えてみると「官僚」と呼ばれる人たちも実にカタカナ言葉が好きなようで、今やいろんな局面でカタカナ表現が多用されてきています。
なぜか?
おそらくは「本質を隠し人々を欺くため」だと思います。
欺く・・・というと語弊があるかもしれませんが、「いかようにも解釈できるようにぼかして表現したい」・・・ということです。
国民総背番号制/国民番号管理制度・・・などと言わずに「マイナンバー」と呼んだりするのも、その一つです。
巷間言われているように、このマイナンバー制度はいずれ国民の所有している財産や現金などを全部把握して個人情報にすべてを紐付けすることに意義があると思います。
マイナンバーによって国民それぞれの個人資産が国に把握されるようになれば、当然しかるべき税金を取りやすくなります。
国の収入源は主に「税金」ですから、少しでも多額の税金を搾り取ろうとするのは理にかなっています。
マイナンバー制度の先にあるのは、「現金不要(カタカナ言葉で言うならキャッシュレス)社会」の到来かもしれません。
もっ過激に極論を言うなら、「今流通している現金を使わせず、新たな通貨を使わせる社会」です。
通貨切り替え(デノミネーション)という言葉が似合うかもしれません。
ちょうど、これから数年先にはそうしたことを行なうのに大義名分を持てるピッタリのイベントがいくつも訪れます。
たとえば、天皇の譲位による改元です。
2019年(平成31年)にその日はやってきます。
「平成」から新しい元号に改元されるタイミングで、併せて新通貨/紙幣導入!・・・なんてこともサプライズで行われるかもしれません(もちろん行われないかもしれません)。
そのときに、今の1万円は廃止されて新たな通貨の10単位分になるかもしれません(高額紙幣廃止)。
さらには、翌年2020年(新元号2年)には東京オリンピックが開催されます。
オリンピック直前に通貨の変更を行なうと、外国から訪れる人に混乱を及ぼしますから、何らかの施策を行なうならオリンピック終了後のほうがベター・・・でしょうね。
あるいは1年前くらいに「オリンピックで紙幣偽造がされる恐れあるので新たな紙幣を発行しましょう」・・・なんてロジックが使われるかもしれません。
そうやって今の紙幣・現金を使えなくするような体制にしていって、人々の資産を管理し税金を取りやすくする・・・とうがった見方ができてしまうほど、官僚の考えることは奥が深いと思います。
カタカナ言葉の氾濫とその言葉の陰に隠れた為政者(実際は官僚たち)の真意が見え隠れするような社会が既に到来していると思います。
いつの時代も「自分の身は自分で守れ!」が原則です。
これからの1~2年の間に、社会環境/経済環境が大きく変化する可能性は大だと思います。
ダーウィンは「強い種や賢い種が生き残ったのはない、変化に対応した種が生き残ったのだ・・・」と言いましたが、やはり時代に適合することは大切です。
そうした社会の変化に対応して生き残っていくことを意識してハッピーな2018年(平成30年)にしていきたいものですね。